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小さな町の大きな変革|プレハブではない仮設住宅「被災地に木のぬくもりを」

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小さな町「住田町」の意気込み


岩手県の東南に位置する「住田町」。人口6千人、林業が盛んな町なんだそう。
「森林・林業日本一のまちづくり」を掲げていて、震災前から仮設住宅の構想を練っていたんだとか。

陸前高田市と大船渡市のために


震災後、古くから交流のあった陸前高田市と大船渡市のために、仮説住宅を無償で提供した住田町。
「仮設住宅=プレハブ」かと思いきや、地元の木を使った「木造」であること、長屋ではなく「一戸建て」そして、震災からわずか11日で着工したという、驚きの内容です。

法律と資金の壁


被災自治体ではないことや、その他の理由で、災害救助法による国からの支援は受けられなかった住田町ですが、町独自の予算で建設を進めることに。

その判断も早かったことから「木の家で安らいでもらいたい」という住田町の意気込みを感じずにはいられません。
(※当初は住田町が全額負担する予定でしたが、住田町の取組に賛同した民間団体から全額を支援したいとの申し出があったそう)

住田町が建てた木造の仮設住宅
出典:http://watashinomori.jp/post311/report_01.html

プレハブと変わらない予算


仮設住宅の大きさは、2DK・約30平米で、一般的なプレハブ住宅と同じ。
一戸約250万円のコストも、プレハブとさほど変わらない(または安い)んだそうです。これはすごい!

仮設住宅の建設方法


現場で組み立てやすいよう、床や壁に使う資材は、地元の工場で一枚のパネルに加工(パネル工法)。
できるだけ早く&簡単に作業を進められるよう、色々な工夫をしたんだそうです。

屋根もクレーンで吊って、上から乗せるだけ。
このパネル工法を使えば、1日に20戸建設することも可能なんだとか。


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再生可能な仮設住宅キット


一戸づつ「仮設住宅キット」になっているので、被災者が利用したあとも、再利用が可能。解体したあと、別の被災地へ輸送して、組み立てることができるそうです。

おわりに

最近まで知らなかった「住田町」の取り組み。
こんな仮設住宅があったのか!と驚いたと同時に「仮住まいとはいえ、住み良い家じゃなきゃダメなんだ」と、あれこれ手を尽くす住田町の姿に感動しました。

元々、林業が盛んなことや、小さな町だからこそできたとも言えますが、何にせよ「自分たちで動く」という決断が、復旧・復興の一歩を早めたことに違いない訳で。

予算の問題はあれど、国もしくは各自治体が、住田町のノウハウを今後また起こるかもしれない災害に備えて活かせないものかと、考えてしまいます。