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クリエイティブなヒト・モノ・コトvol.6 |『現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界』

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『ヒト・モノ・コト』にフィーチャーしたシリーズ記事第6弾。
今回は、
北海道在住の木彫(もくちょう)作家・藤戸竹喜(ふじとたけき)さんと、展覧会『現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界』をご紹介。

『現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界』と書かれた会場の入口

80歳を超えた今も


藤戸さんは、1934年、北海道美幌町生まれ。
旭川を拠点に彫刻家(熊彫り)として活動していた父親のもとで、
12歳の頃から木彫制作を始めたんだとか。
80歳を超えた今も、精力的に活動されています。

木彫作家・藤戸竹喜さんによる熊の木彫り

15歳のとき、
阿寒湖温泉の土産店『吉田屋』で熊彫り職人となり、その後、1964年に独立。
阿寒湖畔に民芸品店『熊の家』とアトリエを構えていらっしゃいます。

阿寒湖温泉街にあるアイヌコタン
「熊の家」は、
民芸品店やアイヌ料理店などが建ち並ぶ『アイヌコタン』にあります。(この画像は、2015年に撮影したもの)

等身大人物像


熊や鹿などの作品が多い中、特に惹かれたのが、アイヌ民族の等身大人物像。
その大きさや表情もさることながら、
アイヌ独特の民族衣装や、祭具も見事に彫られており、見ていて飽きません。 

藤戸竹喜さんの作品『杉村フサ像』
出典:現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界 | 札幌芸術の森

愛らしい熊とアイヌの人々


藤戸さんが彫る熊、
特に小熊の表情が好きで、どれを見てもほっこりします。

木彫作家・藤戸竹喜さんによるアイヌの人々と熊の木彫り

フクロウとネズミも発見。

藤戸竹喜さんによるフクロウとネズミの木彫り

エカシ(おじいさん)とフチ(おばあさん)

どこか温かみを感じる人々の像。
木彫りを通して、当時の様子も伺うことができます。

藤戸竹喜さんによるエカシとフチの木彫り藤戸竹喜さんによるアイヌ人と犬の木彫り狩りをするアイヌ人の木彫り

圧巻の樹霊観音像


息をのむ美しさと言いますか・・見た瞬間、鳥肌が立ちました。
エネルギッシュさと、神々しさが相まって、圧倒されること間違いなしです。
是非、見ていただきたい!

藤戸竹喜さんの作品・樹霊観音像

映像も見られます

会場では、藤戸さんのアトリエで撮影された、作業の様子を映像で見ることができます。
木彫りの過程や、カムイノミ(神への祈り)の様子など、これを見ることで、より理解を深めることができました。

 

おわりに

デッサンも設計図もなしに、1本の大きな木を彫り進めていく藤戸さん。
一発勝負なことに驚きですが「まだ満足していない」という言葉にも衝撃。

他の追随を許さない、圧倒的な職人芸なのに、決して驕らず、優しい表情でインタビューに答える藤戸さんの姿を見て、ますますファンになりました。

貴重なこの機会を、お見逃しなく!

現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界

会場:札幌芸術の森美術館
会期:11/14日(火)~12/17日(日)
現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界 | 札幌芸術の森

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