
リノベーション工事7日目。「我が家は欠陥住宅なの!?」と不安になる事態が発生……。
スケルトンリフォームによって露わとなったマイホームの疑問を、さっそく現場監督に質問してみました。












目次を流し読み
マンションリノベーション工事7日目の工事の様子
1. 壁の下地が登場


WICと洋室の壁枠
解体もほぼ終り、7日目の部屋の様子です。












こうして見ると、図面上でしかイメージできなかった部屋の広さが具体的に分かるようになりました。
家具をどこにどう配置しようか、考えるのが楽しみです。
2. リビングとは反対に低くなる元和室の天井


寝室(手前)と元和室(奥)の天井
リビング天井との高低差たるや。












現場で作業する大工さんにあれこれ質問しましたが、和室天井を高くするのはなかなか大変なようです。
3. 現場監督と初対面
今回初めて、工事現場で現場監督とお会いできました。
やり取りすること約1時間。わたしは専門用語に興味津々。












「現場にはなるべく行ったほうがいい」と言われる理由はこういうことなのか、と実感しました。
リノベーションの解体工事によってむき出しになった梁にクラックを発見


解体で露わになったリビングの梁
リビングに限りですが天井と同様、梁もそのまま表しにする我が家。












「築31年……やっぱりダメか耐久性?」と泣きそうな気分なったものの「この程度なら心配ないです。 むしろ丈夫なほうです」と現場監督が発言。
築年数が経つと、躯体の造りが雑でない限りさらに大きなクラックが入るそうです。












こういう発見もスケルトンリフォームならではです。
リノベーションの解体工事で分かった床の傾き


コンクリートむき出しの床。少し斜めになっています












ここを見た瞬間、とても不安になりましたが現場監督よると「よくあることです。欠陥ではありません」とのこと。












ですがもし「家具が傾く」「気分が悪くなる」などの状態であれば、床を平らにする工事が必要です。
リノベーション前に知っておきたい梁のこと
1. 大空間のLDKにしたいなら逆梁アウトフレームがベスト


出典:スマイティ
- 従来の工法(梁や柱が張り出す)
- アウトフレーム工法
- 逆梁アウトフレーム(梁や柱が張り出さない)
マンションは「梁と柱の組み方」によって居住空間に違いが現れます。












古いマンションほど従来の工法が多く、築浅マンションにはアウトフレーム工法が増えています。
アウトフレーム工法には二つのタイプがありますが、空間を最大限に有効利用できるのは「逆梁アウトフレーム」です。
2. 壁式構造なのかラーメン構造なのかもチェックしておく


出典:ひかリノベ
梁ではなく壁の話になりますが、壁式構造とラーメン構造の違いも押さえておきましょう。
- 壊せない壁がある=壁式構造
- 壊せない壁がない=ラーメン構造












壁式構造の場合は取り壊せない壁があることも多いため、ラーメン構造のほうがフルリノベーションに向いています。
マンションリノベーション7日目まとめ
梁のクラックと床の傾斜には驚きましたが、数々の現場を知るプロのご意見はとても心強いです。
現場監督には他にも色々と教えていただき、今回の視察はとても充実したものとなりました。
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