
リビングを充実させること、すなわち多機能な空間にすることを指す「リビ充」。
この記事では、リビ充を意識して実際に自宅をリノベーションした我が家を例に解説します。








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リビングでの過ごし方を調査
調査結果1. 広さを確保したい場所ナンバーワンはリビング


出典:recruit-sumai
「リクルート住まいカンパニーの調査」によると、「リビングの広さを確保したい」と思っている家族は約7割。








ひと昔前までリビングの役割といえば「テレビを見てくつろぐ場所」でした。
ですが現代は、テレビだけでなく「スマホを見る」「PCを使う」「子供が宿題をする」など、同じ空間の中でそれぞれの時間を過ごす家族が増えています。
調査結果2. 広いリビングに住む人ほど家族が自然と集まる


出典:日経ARIA
続いてこちらは、積水ハウス住生活研究所が調査したアンケート結果。
「リビングが広いと、どのような効用があると思う?」という質問に「家族が自然と集まる」と答えた割合は約6割でした。








家族の団らんを重視したい人は、リビングをできる限り広く設けるのが良いと言えます。
また、こうして見ると「広いリビング」の目安はどうやら、20帖が境目となりそうです。
調査結果3. リビングでの過ごし方ナンバーワンはTVとスマホ


出典:日経ARIA
「同じ空間に居ながらも、思い思いに過ごしたい」という人が多い現代。
家族の団らんを重視しながら自分時間も楽しむには、リビングの広さ確保にくわえ、個々で楽しめる工夫が必要です。








次項では、リビ充のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
リビ充の意味


我が家のLDKは18帖
リビ充とは、リビングを充実させること。
テレビを見ながら寛ぐ……というだけでなく、仕事や趣味に至るまで「リビングで自由に過ごしたい」というライフスタイルを指します。
リビ充のメリット・デメリット
リビ充のメリット・デメリット
メリット
- 光熱費の節約に繋がる
- 家族とコミュニケーションしやすい
デメリット
- リビングを広く取る必要がある
- 子どもの成長に合わせた対応が必要
リビ充を意識したリビング作りは、家族とコミュニケーションが取りやすくなるだけでなく、空間を広くすることで開放感も感じられます。
また、家族が一箇所に集まることで光熱費の節約にも繋がるでしょう。
反対に、お子さんが居る場合は、成長に応じてプライベートな空間が必要になった際もフレキシブルに対応していけるよう、将来を見据えた間取りを考えておく必要があります。
63平米のうち半分以上をリビングにした我が家


リノベーション後の間取り
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家。
間取りは63㎡の2LDKです。
LDKを除く二つの部屋は、一つが寝室で残りはフリースペース。
フルリノベーションするにあたりわたしたちは、「広さもデザインも機能面も、予算の許す限りリビングに投入」と決めていました。
おかげで、水まわりや他の部屋では諦めざるを得ないことも多々ありましたが……それでも今は満足しています。
リビングに「趣味」と「仕事」の全てを集約


ダイニングスペースにはDJブースを置いています
ダイングスペースにはダイニングテーブルを置かず、DJブースを置いている我が家。
「リビングで音楽を聴くこと」「DJができること」はリノベーションでの絶対条件でした。








20帖に満たないLDKですが、ダイニングテーブルを置かない床座スタイルのため、友人を多く招くこともできます。
今のところ最高記録は16人です。
リビングを充実させ寝室は必要最低限に設計








WICも新設しましたが、ご覧のとおりとてもコンパクト。
夫婦二人が歩くことはできないウォークインクローゼットですが、収納スペースとしては何ら問題ありません。
リビングでの過ごし方とリビ充のすすめまとめ
リビ充は家の広さ、家族構成、ライフスタイルに大きく左右されます。
ですがマンションリノベーションであれば思い切ってワンルームにするのも個人的には「アリ」だと思っています。
これぞまさに究極のリビ充。
わたしたちも老後、もう一度リノベーションできる機会があれば……そのときはワンルームにしてみたいです。
また、リビ充は忙しい家族が同じ空間を共有でき、一緒に過ごす時間を増やすきっかけにもなります。
間取りを考える際は、リビングの役割から先ず着手してみてはいかがでしょうか。
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