沖縄生まれの建築資材。県外からも注目される花ブロックとは?

投稿日:2019年7月4日 更新日:

ヨコヤム
『花ブロック』という言葉は知らずとも、実物を見れば「ああ、あれね」とご理解いただけるであろう、あのブロック。沖縄の人にとっては馴染み深いものですが、本州の方にとっては新鮮なものに映ると思います。今回は、そんな花ブロックにフィーチャーし、その歴史や花ブロックを使った有名な建築物をご紹介!

花ブロックはウチナームンの建材アイテム

沖縄生まれの花ブロック

那覇市内で見掛けた波型の花ブロック

「ウチナームン」は沖縄の特産品や沖縄産を指す言葉。その名のとおり、花ブロックは沖縄生まれの建築資材です。

花ブロックとは?

コンクリートブロックに空洞を造り、さまざまな柄をデザインした『透かしブロック』のことを沖縄では花ブロックと言います。
通気性や装飾性を高めるためのブロックであり、本州でも採用されていますが、沖縄県における花ブロックはパターンの種類が際立って多く、公共建築をはじめ広く用いられているのが特徴です。

コンクリートブロックと聞くと下記のようなものが一般的だと思ってしまいますが、沖縄ではこの手のブロックよりも花ブロックのほうが実に多い!

意識して周辺を散策すると、あれもこれもと色々な柄に出会えます。そのバリエーションの多さが面白く、見ていて飽きないのが花ブロックの魅力かと。

花ブロックの歴史

TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)の店内にある花ブロック

TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)の店内にある花ブロック

沖縄といえば「赤瓦と木造の家」というイメージがありますが、実際はRC造(コンクリート造)が多く、木造住宅を新築で建てる方は稀だそうです。

首里城

首里城

また、花ブロック誕生の歴史は戦前と前後で大きく変わった沖縄の住宅事情に関係します。

戦前は木造が中心でしたが、戦後はアメリカ統治の下でRC造による公共建築や住宅の建設が普及していきます。

この流れのなかで仲座久雄さんという建築家によって、実用性と装飾性を兼ねた沖縄独特の花ブロックが考案されたそう。

より詳細に書かれた資料もあるので気になる方はこちらもご覧ください。

業界No.1メーカー 山内コンクリートブロックの花ブロック

山内コンクリートブロックは、沖縄県内の花ブロックの80%以上を製造しているというコンクリートブロックの製造メーカー。

シェア80%以上とあって、花ブロックの種類は100近くあるそう!

100という数字が物語るとおり、これだけのパターンが存在するということは、それだけ需要があるという証拠ですよね。

花ブロックができるまで

花ブロックができるまで

出典:山内コンクリートブロック/花ブロックの魅力

山内コンクリートブロックのカタログ

実際にどんな花ブロックがあるのか気になりません?

ということで調べてみたことろ公式サイトでカタログを発見。

施工事例を見られるともっと嬉しいのですが、残念ながら公式サイトには掲載がありませんでした。

花ブロックが素敵な沖縄の建築3選

1. 名護市役所

2. 沖縄県新看護研修センター

出典:DEEokinawa

出典:DEEokinawa

3. 聖クララ教会 (与那原カトリック教会)

出典:CasaBRUTUS

花ブロックだけでなく、有名建築家・国場幸房(こくば ゆきふさ)氏が設計した沖縄の建築物も必見です。

『美ら海水族館』や『ホテルムーンビーチ』のほか『那覇市役所』が代表的なところでしょうか。

東京でも見られる花ブロック

透かしブロック自体は珍しくないものの、花ブロックと呼ばれる沖縄独特のデザインは沖縄県内だけでなく、県外からの引き合いも増えていると現地の方に伺いました。

ネットで調べてみると、東京スカイツリーや渋谷ヒカリエでも一部に花ブロックが使われているとのこと。どんなデザインなんでしょう? 見てみたい!

おわりに

花ブロックを使った外壁

モダンな佇まいの住宅もあれば、退廃的な雰囲気がたまらない住宅まで、沖縄の家って面白いと思いません?

RC造と花ブロック

また、築年数のせいなのか塩害のせいなのか、それとも台風か、ほとんどの住宅のコンクリートが汚れていたり、どこか錆びれている理由が気になります…。沖縄滞在中、ピカピカで綺麗な外壁の住宅は数えるくらいしか見ませんでした。

沖縄の住宅

今回で4回目の沖縄旅行。

若い頃は見向きもしなかった建築ですが(笑)それまでは気付くことができなかった沖縄の魅力に触れることができ、なんだか得した気分です。

また、わたしが住む札幌とは真逆の地とあって、なにもかもが違うその暮らしと家の造りに、終始興奮しっ放しでした(笑)

今回は花ブロックがテーマでしたが、沖縄ならではの平屋住宅や、沖縄の民芸品『やちむん』についても書いてます。沖縄旅行の参考にこちらも是非お読みください。

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ヨコヤムヤム

ライフスタイルリフォームアドバイザー・ヨコヤムヤム(37歳♀)です。2012年結婚を機に東京→札幌へ移住。中古マンション購入&フルリノベーションの実体験をもとに自宅の全てを公開中。現在はフリーライターとしても活動しています。

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