この記事では、リフォームやリノベーションで「洗面台をおしゃれにしたい」という方に向け、洗面台の基礎知識やリフォームのコツを解説します。
知っておきたい「洗面台」と「洗面化粧台」の違いについて
洗面台と洗面化粧台の違い
- 洗面台:洗面ボウルがあり、手洗いや歯磨き、洗顔を行うためのもの
- 洗面化粧台:手洗いや歯磨きのほかに、化粧などの身支度をしやすいよう収納や鏡面があるもの
しかしながら、実際は上記のように定義が異なります。
玄関、廊下、トイレに設置するなら洗面台で十分
この場合は、洗面台のみの設置で十分です。
また、タンクレストイレの普及に伴い、手洗い用の洗面ボウルをトイレに設置するケースも多いです。
浴室や洗濯機置き場には洗面化粧台が良い
そもそも、収納や鏡面機能を持つ洗面化粧台は、ある程度の設置スペースが必要ですよね?
そのため、タオルやドライヤー、洗濯用品など細々したものを収納するには、洗面ボウルのみの洗面台だと何かと不便といえます。
洗面台の種類
ここではまず、「洗面台の種類」についてみていきましょう。
1. 壁付け型
壁付け型はその名のとおり、壁に洗面ボウルを設置する方法です。
洗面ボウルにもよりますが、取り付けの際は壁に下地を入れ、強度を高めます。
2. 置き型
置き型は、洗面ボウルをカウンターの上に置く方法です。
「造作洗面台」に多くみられる置き方といえます。
3. 半埋め込み型または埋め込み型
埋め込み式は、洗面ボウルをカウンターの中に埋め込んで設置します。
ボウルとカウンターが一体となるため安定感があり、こちらも造作洗面台に多くみられる置き方の一つです。
洗面台化粧台の種類
左からユニット型、システム型、カウンター型
ユニット型とは、ミラーや照明、洗面ボウル、収納が一体になっている洗面台のことです。
種類が多くリーズナブルなことから、賃貸、分譲を問わずよくみかけます。
しかしながら、ユニット型にはあまり、おしゃれな商品がありません。
1. ユニット型
鏡、収納、洗面ボウルが一体化しているもの。
壁の隙間にはめたり、脱衣所の一角に設置し、隣に洗濯機を置くスタイルが主流です。
2. システム型
鏡、収納、洗面ボウルがそれぞれ分かれており、自由に組み合わせられるもの。
洗面ボウルとキャビネットが一体型になったものを選ぶ方も少なくありません。
3. カウンター型
システム型とほぼ同じですが、カウンターを造作し、そこに洗面ボウルを置くまたは埋める形式のもの。
天板と収納を切り分け、見た目をスッキリさせたい時にぴったりの設置方法です。
洗面所・洗面台をリフォームでおしゃれにするコツ
洗面所・洗面台をリフォームでおしゃれにするコツとして、以下の3つがあげられます。次項で詳しくみていきましょう。
- 洗面台を含む空間全体の「色」を揃える
- 収納したいものをあらかじめ決めておく
- ユニット型ではなくシステム型またはカウンター型を選ぶ
コツ1. 洗面台を含む空間全体の「色」を揃える
色彩計画(カラースキーム)の基本
- 空間の60%:ベースカラー
- 空間の30%:テーマカラー
- 空間の10%:アクセントカラー
例えば、ホテルライクな洗面所にしたいと思ったとき、この時点で使う色を3つに分けて選定します。
ポイントは3色を6:3:1の割合で配色すること!
こうしておけば失敗を防げるうえ、「おしゃれ」な空間を作りやすいです。
コツ2. 収納したいものをあらかじめ決めておく
洗面所をおしゃれにしたいのであれば、余計な生活感は取り除きましょう。
洗面まわりで使うものは、ほぼ決まっていますよね?
収納量をあらかじめ決めておけば、「見せる」「隠す」を判断しやすく、これらに合う設備を選びやすくなります。
コツ3. ユニット型ではなくシステム型またはカウンター型を選ぶ
ホテルやショップで見かけるおしゃれな洗面台が「ユニットタイプだった」というケースはほぼないはずです。
おしゃれでない理由は「鏡、収納、洗面ボウルが一体化している」から……!
それゆえに、カスタマイズ性がありません。
リフォームでおしゃれな洗面所にするための流れ
step
1設置場所に応じて洗面台 or 洗面化粧台 のどちらにするかを決める
step
2洗面台 or 洗面化粧台の種類を決める
step
3内装を決める
step1. 設置場所に応じて洗面台 or 洗面化粧台 のどちらにするかを決める
洗面台と洗面化粧台の違いの章で触れたように、まずはどちらを設置するのか決めましょう。
そうすることで、選ぶべき設備、内装の種類がみえてきます。
step2. 洗面台 or 洗面化粧台の種類を決める
種類 | |
洗面台 | 壁付け型、置き型、半埋め込み型または埋め込み型 |
洗面化粧台 | ユニット型、システム型、カウンター型 |
洗面台、洗面化粧台のどちらにするかを決めたら、次はその中から種類を選びましょう。
どれにするかで、見た目の印象が決まります。
step3. 内装を決める
洗面台の種類、取り付け方法を選んだら最後は内装です。
例えば、システム型にする場合、「水はね防止のタイルを貼るか」「鏡のうえに照明を設置するか」という具合に内装を決めていきます。
【我が家の例】2回目のリフォームで洗面所・洗面台をおしゃれに!
我が家は、2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションをしています。
ポイント1. 壁付けのハイバック洗面台を選び、収納は可変棚に集約
洗面所のリフォームで、我が家が選んだのは、壁付けの洗面台でした。
収納は、洗濯機の上に設置した可変棚と、洗面台の横にあるサイドテーブルのみです。
ポイント2. 洗面所の壁に木毛板(木質系セメント板)を採用
クロスやタイルでも十分ですが、他にあまり見かけない施工にしてみたかったのも理由の一つです。
床との間には巾木も設けず、表情のある壁に仕上げています。
ポイント3. 洗面所を明るくラフな内装にした
リフォームするまで我が家は、洗面まわりを電球色にしていました。
電球色は落ち着きがある半面、鏡に映る顔色が見にくく、メイクにも向きません。
インテリア性を高めたい方は電球色でも良いですが、鏡の近くに設置する照明は昼白色がおすすめです。
洗面所・洗面台リフォームによくある質問
ここからは、洗面所リフォームに関するよくある質問について、ご紹介します。
Q. 洗面所リフォームの費用はどのくらい?
例えば、ユニット型の洗面化粧台のみの交換となれば10万円を切る場合もあります。
ここに、クロスや床材の張り替えが加わる場合は、20万円前後必要とみておきましょう。
また、グレードの高い設備を選んだ場合や、内装に大きく手を加えるケースでは30〜50万円かかることも多いです。
Q. 洗面所リフォームの工期はどのくらい?
クロスや床の張り替えがセットになる場合は2〜3日みておきたいところです。
大掛かりな大工工事が伴うケースでは、1週間程みておくと良いでしょう。
Q. 洗面台の幅、奥行き、高さの平均は?
- 横幅:60cm、750cm、900cm
- 奥行:40cm〜60cm
- 高さ:75cm、80cm
幅と奥行は、生活動線にも影響があるため、周囲にある洗濯機やドアに干渉しないか注意してください。
高さは「身長 ÷ 2」が理想的です。
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洗面所・洗面台をリフォームでおしゃれに!まとめ
- 洗面台を含む空間全体の「色」を揃える
- 収納したいものをあらかじめ決めておく
- ユニット型ではなくシステム型またはカウンター型を選ぶ
繰り返しになりますが、洗面所をおしゃれにリフォームするコツは上記の3つです。
改修を検討している方はまず、この手順に沿って決めてみてください。
また、設備選びはリクシル、パナソニック、TOTO、サンワカンパニーの4社を確認しましょう。
洗面ボウル単体で選ぶなら、我が家も採用したサンワカンパニーがおすすめです。
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