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葉状腫瘍の体験談|2回の手術を経験したわたしの細胞診・針生検・入院・術後まで

細胞診

葉状腫瘍 体験談」と検索しても、出てくるのは医療系のサイトばかり。

実際に経験した人の声が、なかなか見つからないと思いませんでしたか?

わたしは2013年と2026年、2回にわたって葉状腫瘍の手術(ともに部分切除)を経験しています。

1回目は30代、2回目は40代。

どちらも境界悪性という診断でした。

この記事では、2回目の体験を中心に、細胞診・針生検・手術・入院・術後まで、感じたことを正直に書いています。

「不安で怖くて検索している」そんな方に、少しでも届けばいいなと思い、書きました。

定期検診を1年サボってしまい、急いで病院へ行ったら…

乳腺エコー

2013年の手術以降、毎年欠かさず検診に行っていたにもかかわらず、2025年はうっかりサボってしまったわたし。

翌年になってまずいと思い、慌てて予約を取って受診しました。

とはいえ、しこりの存在を自覚していたわけでも、痛みがあったわけでもありません。

ところがエコー検査の途中、技師の女性が「ん?」と声を上げました。

その後、医師による触診へ。

「なんかあるね」と言われ、その場で細胞診をすることに

細胞診は、細い針を使ってしこりを刺し、細胞を採取する検査です。

麻酔は使いません。

針は細いものの、胸に直接刺すのでチクッとした感覚があり、少し痛みます。

初めての針生検(怖くて足が震えた話)

針生検

細胞診の結果を受けて、次のステップとして針生検をすることになりました。

針生検は初めて。

2013年のときは細胞診だけで診断がついたので、未経験の領域です。

受診が決まってから当日まで、「針生検 痛み」「針生検後 痛み」「針生検 怖い」と検索しまくりました。

出てくる情報は「麻酔をするから痛くない」「ガチャンという音がする」という体験談が多かったですが、それでも怖いものは怖い。

当日の流れ

針生検は、手術室のような特別な場所ではなく、いつもの診察室でした。

エコーで確認しながらしこりの位置を特定し、まず局所麻酔を注射します。

その後、太い針をしこりに刺してしこりの一部を採取しました。

麻酔が効いているので、「何かされている」という感覚はあるものの、痛みはほぼなし。

先生も「痛くない?」と声をかけてくれて、エコー画面には針が刺さっているのがくっきり映っていました。

自分のしこりに針が刺さっているのを、自分の目で見るというなかなかない体験です。

ただ、痛みより恐怖のほうがはるかに上。

足がずっと震えていました。

気づいたら手も震えていて、「大丈夫ですよ」と看護師さんが腕をさすってくれていました。

そのひと言とぬくもりが、本当に救いでした。

終了後は止血をして、厚めのガーゼを貼って完了。

所要時間は15〜20分ほどだったと思います。

針生検後の痛みは、当日の夜に少しジンジンする程度で、翌日にはほぼ気になりませんでした。

葉状腫瘍「境界悪性」と告げられた日

乳房部分切除術

針生検の結果が出たのは、検査から約1週間後のことです。

「葉状腫瘍、境界悪性だね」と告げられたとき、正直な気持ちは「やっぱりな」でした。

2013年も境界悪性の診断。

そのときの経験から、「針生検まで進んだなら、良性ではないだろう」と予測していたのだと思います。

純粋な良性や乳腺線維腺腫であれば、針生検まで進まなかった気がしていたので。

2013年と2026年の比較

2013年のしこりは3.5cmほど。

自分でも触れてわかるくらいの大きさで、発見したのは自己検診がきっかけでした。

2026年のしこりは2cmほど。

自分では気づかず、エコーで見つかりました。

大きさは小さくなったものの、2回目という事実に複雑な気持ちが……。

葉状腫瘍は良性・境界悪性・悪性の3段階に分類されます。

境界悪性は「悪性ではないが、良性でもない」という位置づけで、再発の可能性があります。

2013年の経験があるので、この説明はすんなり理解できました。

ただ、「また再発したのか」という落ち込みは、やはりありました。

手術を決めるまで「放置」は考えなかった理由

「手術をしなかったらどうなるか」は、考えませんでした。

葉状腫瘍は基本的に大きくなります。

見つけたときが一番小さい状態なので、早めに取るのが得策だとわかっていたからです。

また、今回は2013年と異なり、「マージンを含めた摘出手術」が必要だと説明を受けました。

マージンとは、しこりの周囲の正常な組織のこと。

しこりだけを取るのではなく、その周りの正常組織も含めて切り取ることで、再発リスクを下げる術式です。

2013年の手術はしこりのみの摘出でしたが、今回はマージン摘出が必要なぶん、傷も大きくなると説明を受けました。

それでも「早いうちに取る」という判断に迷いはなく、手術の予約を入れました。

全身麻酔・手術当日のこと

手術前の点滴

入院は、木曜日から月曜日までの5日間でした。

1日目(木曜):検査と説明の日

手術に向けて、CT、エコーなど各種検査をこなす1日です。

午後には手術担当の先生から説明を受けました。

「明日手術か」という緊張感はあったものの、この日はとにかく検査と説明をこなすだけで精一杯でした。

2日目(金曜):手術当日

絶食、朝7時以降は水も禁止。13時から手術開始です。

手術室には、看護師さんと一緒に歩いて向かいます。

最後まで「怖い……」と呟いて、看護師さんに「そうだよね。でも大丈夫!」と励まされながら、手術台へ。

全身麻酔は、点滴から薬が入り始めると数秒で意識がなくなります。

「あ、入ってきた」と思った瞬間には、もう次の記憶がありません。

気づいたら病室のベッドの上。

手術後

「終わりましたよ」と声をかけられ、目を開けた最初の感覚は「痛い」でした。

右肩に痛み止めを注射してもらい、その後点滴でも痛み止めを投与。

術後4時間後に、なんとか落ち着きました。

痛みが一旦落ち着くと同時に、次は看護師さんの付き添いのもと、ベッドから起き上がって水を飲み、病衣に着替えます。

このタイミングで尿カテーテルが抜かれました。

ぬるっとした感覚があるだけで、痛みはなし。

ただし、その後最初のトイレ(排尿)のときは擦れるような痛みがありました。

一番つらかったのは、ドレーンが入った状態でベッドから起き上がるときです。

上半身に電気が走るような鋭い痛みがあり、手術した側(左)の手のひらがじわっと痺れました。

「これは想定外だ……」と思いながら、ゆっくりゆっくり体を起こしました。

3日目(土曜):ドレーン、まだ抜けない

わたしのドレーン

朝の回診で傷跡とドレーンのチェック。

特に問題なし、と言われましたが、「ドレーンはまだ抜けません」とのこと。

ドレーンとは、手術後に体内に溜まる血液や浸出液を体外に排出するための管です。

これが抜けるまでは退院できません。

「もう1日か……」とじわじわ落ち込みました。

4日目(日曜):まだ抜けない(2日目)

前日と同じ。

回診でチェックされ、「もう少しですね」と言われながら、また1日待機。

ドレーンが抜けるのを待つ時間が、入院中で一番長く感じました。

5日目(金曜):ドレーン抜去=退院!

ようやくドレーンを抜いてもらえました。

「これで退院できます」と言われた瞬間、思わずガッツポーズ!

ドレーンを抜く処置自体は、するっと抜ける感覚があるくらいで、痛みはほとんどありませんでした。

術後の傷と痛み

退院後は、ロキソニンを約1週間飲み続けました。

「痛いから飲む」というより、「痛みが出る前に先手を打つ」という感じです。

実際、じっとしていれば痛みはほぼなし。

痛みが出るのは、腕を上げるときや、体をひねったときでしょうか。

日常のちょっとした動作に「あ、気をつけないと」と気づかされる感じです。

日常生活に戻るまで約4週間

日常生活に戻れたと感じたのは、術後4週間ほど経ったころです。

わたし自身がかなりビビりなので、周りの人よりゆっくりめのペースかもしれません。

でも、焦って無理をして何かあっても嫌なので、これくらいのペースが自分には合っていたと思っています。

ちなみに、仕事は退院してから約2週間休みました。

病理検査の結果を受けて。再発の可能性と、これからのこと

摘出したしこりを詳しく調べた病理検査の結果は、「境界悪性」。

再発の可能性がある、という説明を受けました。

「再発したらどうしようか」と、つい考えてしまいますが、今から悩んでも仕方ありません。

今後も定期検診を続けていく予定です。

今度こそさぼらずに。


最後に。

2回経験してわかったのは、「葉状腫瘍の情報は少ない」ということ。

乳がんに比べて患者数が少ないので、体験談を書いている人も少ないです。

だからこそ、検索しても出てこなくて不安になる。

この記事が、誰かの助けに、少しでもなればいいなと思っています。

※この記事はわたし個人の体験をもとに書いています。症状や治療方針は個人によって異なりますので、気になる症状がある方は、必ず医療機関を受診してください。

  • この記事を書いた人

ヨコヤムヤム

こんにちは!LSリフォームアドバイザーのヨコヤムヤムです。2012年東京から札幌へ移住。中古マンションを購入し、フルリノベしました。リノベと暮らしと趣味のログを更新中。専門媒体への寄稿・監修もしています。

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