
リビングやダイニングに無垢フローリングを採用する人が多い一方、「キッチンはどうしよう……」と迷ってしまい、決めきれない人が実は少なくありません。
くわえて無垢フローリングの注意点やお手入れ方法もまとめます。
キッチンの床について迷う人はぜひ、参考にしてください。















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結論。キッチンは無垢フローリングでも問題ない


我が家のキッチンはオークの無垢床です















2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家では6年が経った今もキッチンの床は、
- 油や水によるシミがない
- 日焼けもない
という状態です。















無垢フローリングは水と油に耐えられるのか?
水が飛び散り油も跳ねるキッチンに、無垢フローリングは大丈夫なの?という疑問。















木材の種類によって多少の違いはありますが、合板フローリングよりもメリットは多いと感じます。
ナラ無垢材を採用した我が家のキッチン
我が家のキッチンは、リビングや玄関と同様ナラ無垢材を使っています。















ナラ材は杉やヒノキに比べ固いため、そのぶん傷付きにくく、キッチンを問わずおすすめの木樹。















無垢フローリングのおかげで腰痛が軽減
腰痛はキッチンカウンター(シンク)の高さも関係しますが、無垢床であればさらに痛くなりにくいです。
キッチンは毎日使う場所かつ、毎日立って作業するためこの点も重要とだと実感。
洗いものを担当する夫も「腰が痛くならない」と言っています。
キッチンの床を無垢フローリングにする場合の注意点















当たり前といえばそれまでですが、キッチンにマットを敷いていないため濡れたときはとにかく直ぐに拭き取ります。
これだけ守れば、他に何か特別な工夫は必要ありません。
意外な盲点。タオルは壁側がおすすめ


手拭きタオルは壁側に設置しています















ですが我が家では、ご覧のとおり壁側に掛けています。
シンクの手前にタオルを掛けると、手を拭く度に水が床に跳ねてしまいがち。















棚受け金具を活かしてタオルバーをDIY


丸棒と目玉クリップを使ってDIYしたタオル掛け
タオルバーのリメイク法
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1ヴィンテージワックスを使って丸棒を塗装
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2目玉クリップを使って丸棒を固定















バーがあればタオル以外にも、あれこれ掛けられて大変便利。
目玉クリップを使えば、キッチンペーパーも設置可能です。
キッチンの無垢フローリングのお手入れ方法
ここからはキッチンに無垢フローリングを採用した我が家のお手入れ方法をご紹介します。
ズラボの方でもできる方法なので「面倒臭い」と思わずトライしてみてください。
お手入れ1. 爪楊枝で隙間のゴミや埃を掻き出す


無垢フローリングの隙間は爪楊枝で掃除しています
手順
step
1爪楊枝で隙間のゴミを掻き出す
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2搔き出したゴミを掃除機で吸い取る
そもそも無垢木は、室内の温度や湿気に応じて木が収縮するため、乾燥しやすい時期、つまり冬になると隙間が生まれます。















それを取るには爪楊枝が一番。
やり方は簡単で、ひたすら隙間のゴミを掻き出すのみです。
お手入れ2. 床拭きにワックスシートを使う


アウロのワックスシート















わたしは週に一度、上記のワックスシートを使っています。
汚れが気になるときは一度水拭きしてからシートを使うと効果的。















「家具を移動させるは手間」「小さな子供がいて大掛かりな作業は難しい」という方は、このシートを普段の掃除にお使いください。
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キッチンを無垢床にして良い人と、しないほうが良い人


左が合板フローリング、右が無垢フローリングです
ここで一度、無垢材と合板についておさらいしましょう。
- 無垢:100%天然の木
- 合板:複数の合板を接着剤で張り合わせたもの
上記のとおり、無垢材と合板は加工の有無に違いがあります。
続いてそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
無垢材のメリットデメリット
メリット
- 調湿機能がある
- 肌触りが柔らかい
- 経年変化を楽しめる
デメリット
- 反りや割れが発生しやすい
- 傷や汚れがつきやすい
- 合板よりも高価
合板のメリットデメリット
メリット
- 傷や汚れに強い
- 無垢材よりも安価
デメリット
- 踏み心地は無垢材に劣る
- 自然の風合いは出にくい
無垢材は多少コストが掛かっても、見た目の良さや肌触りにこだわりたい人、上質な素材を使いたい人におすすめです。
反対に小さなお子さんがいるご家庭や、コスト削減を優先したい方には合板が合います。
傷や汚れの手入れは面倒、という人も無垢床は避けたほうが良いでしょう。
キッチンに無垢床は向かない?まとめ
繰り返しになりますが、キッチンの床を無垢フローリングにしても、上手く付き合うコツさえ掴めば特に問題はありません。
「見た目」「木の風合い」「触り心地」のどれを取っても、合板にはない良さを感じられるはずです。
「合板ではちょっと……」「無垢木の良さを味わいたい」と思う方はぜひ、思い切って無垢フローリングにしてみてはいかがでしょうか。
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