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結論。キッチンは無垢フローリングでも問題ない


我が家のキッチンはオークの無垢床
「無垢フローリングは向かない」と思われがちなキッチンですが、決してそんなことはありません。
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家では5年が経った今も、キッチンの床は、
- 油や水によるシミがない
- 日焼けもない
という状態。












無垢フローリングは水と油に耐えられるのか?
水が飛び散り油も跳ねるキッチンに、無垢フローリングは大丈夫なの?という疑問。












木材の種類によって多少の違いはあると思いますが、合板フローリングよりもメリットは多いと感じます。
ナラ無垢材を採用した我が家のキッチン


LDKの全てを無垢フローリングにした我が家
我が家のキッチンは、リビングや玄関と同様ナラ無垢材を使っています。
住み始めて5年が経つものの、傷や汚れはほとんどありません。
ナラ材は杉やヒノキに比べ固いですが、そのぶん傷付きにくいためキッチンを問わずおすすめ。












無垢フローリングのおかげで腰痛が軽減
キッチンカウンター(シンク)の高さも関係しますが、無垢床は腰が痛くなりにくいです。
キッチンは毎日使う場所かつ毎日立って作業するため、この点も重要です。
キッチンの床を無垢フローリングにする場合の注意点












当たり前といえばそれまでですが(笑)
マットを敷いていないため、濡れたときはとにかく直ぐに拭き取ります。
これだけ守れば他に何か特別な工夫必要ありません。
意外な盲点。タオルは壁側がおすすめ












シンクの手前にタオルを掛けると、手を拭く度に水が床に跳ねてしまいがち。
ですが壁側であれば跳ねることはまずありません。
棚受け金具を活かしてタオルバーをDIY
タオルバーのリメイク法
- ヴィンテージワックスを使って丸棒を塗装
- 目玉クリップを使って丸棒を固定












バーがあればタオル以外にも、あれこれ掛けられて大変便利。
目玉クリップを使えば、キッチンペーパーも設置可能です。
キッチンの無垢フローリングのお手入れ方法
ここからはキッチンに無垢フローリングを採用した我が家のお手入れ方法をご紹介。
ズラボの方でもできる方法二つです。
お手入れ1. 爪楊枝で隙間のゴミや埃を掻き出す
手順
- 爪楊枝で隙間のゴミを掻き出す
- 搔き出したゴミを掃除機で吸い取る
そもそも無垢木は、室内の温度や湿気に応じて木が収縮するため、乾燥しやすい時期、つまり冬になると隙間が生まれます。












やり方は簡単で、ひたすら隙間のゴミを掻き出すのみです。
お手入れ2. 床拭きにワックスシートを使う












汚れが気になるときは一度水拭きしてからシートを使うと効果的。
シートを取り出してサッと床を拭くだけで、クリーニング効果とワックス効果を得られます。
「家具を移動させるは手間」「小さな子供がいて大掛かりな作業は難しい」という方は、このシートを普段の掃除にお使いください。
拭くだけで効果を実感。面倒なワックスがけは必要なし
キッチンを無垢床にして良い人としないほうが良い人
無垢材と合板は加工の有無にあります。
- 無垢|100%天然の木
- 合板|複数の合板を接着剤で張り合わせたもの
無垢材のメリットデメリット
ポイント
無垢材のメリットデメリット
- 調湿機能がある
- 柔らかい肌触り
- 経年変化を楽しめる
- 反りや割れが発生しやすい
- 傷や汚れがつきやすい
- 合板よりも高価
合板のメリットデメリット
- 傷や汚れに強い
- 無垢材よりも安価
- 踏み心地は無垢材に劣る
- 自然の風合いは出にくい
無垢材は、多少コストが掛かっても見た目の良さや肌触りにこだわりたい人、上質な素材を使いたい人におすすめ。
反対に、小さなお子さんがいるご家庭や、コスト削減を優先したい方には合板がおすすめです。
傷や汚れの手入れは面倒、という人も無垢床は避けたほうが良いでしょう。
キッチンの無垢フローリングまとめ
「キッチンに無垢フローリングは適さない」と思われがちですが、決してそんなことはありません。
無垢フローリングと上手く付き合うコツさえ掴めれば、合板にはない良さを感じられるはず。
コスト面がデメリットとも言えますが……その恩恵は大きいです。
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