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サンワカンパニーとは


出典:sanwacompany
家づくりのご経験がある方ならきっとご存知の企業「サンワカンパニー」。
「施主支給でお世話になった」という方も少なくないと思います。
サンワカンパニーは1979年創業、2013年に東証マザーズへ上場した、住宅設備の企画開発・建築資材の輸入販売を行う会社です。
業界の異端児と言われる理由
サンワカンパニーは、ミラノサローネに出展したことで更に認知度がアップ。
日本では「業界の異端児」とも言われる同社ですが、その理由は主に2つあります。
ポイント
- 住宅設備のネット販売
- 中間マージンのないワンプライス戦略(※)
※ビルダー、エンドユーザーに関係なく同一価格で購入できること
という前置きはほどほどに……ここからは、新商品「パティーナキッチン」についてご紹介します。
モダンビンテージテイスト「Pattina Kitchen(パティーナキッチン)」


サンワカンパニーの「Pattina Kitchen(パティーナキッチン)」
最近はキッチンに限らず、家具やインテリアにも多い「木 × ブラック」の組合せですが、サンワカンパニーからも遂に登場しましたね。
2018年のミラノサローネでも発表されたこのパティーナキッチン。
「採用した」という方もネットでちらほらお見掛けします。また、同シリーズには洗面台もあります。
パティーナキッチンの仕様
シンクは、ステンレスまたは人造大理石(グラナイト)のどちらかを選べるようです。
- ワークトップ:磁器質タイル(イタリア製の大判セラミックタイル)
- フレーム :スチール/粉体塗装
- 扉 :樹脂化粧板
- ベースキャビネット:引出し(プッシュオープン仕様)
フレームキッチンとフロートキッチンの違い
左:フレームキッチン 右:フロートキッチン
画像を見れば一目瞭然ですが、似て非なる「フレームキッチン」と「フロートキッチン」の違いについて整理します。
どちらのキッチンも、床との間にスペースがあり「浮いて」いますが、いちばんの違いは収納部分にあります。
画像左 OSSO(オッソ)は引き出しがなく全てが丸見え。
反対に、パティーナキッチンはオープン収納ではありません。
フレームキッチンは全てが「見せる収納」になるため、部屋全体との統一感や調和が必要。
失敗するとキッチンだけが浮いてしまうかもしれず……整理整頓が苦手な方にはおすすめできません。
その点、パティーナのようなフロートキッチンであれば、収納力もあり隠すこともできるため、その心配はありません。
OSSO(オッソ)と Pattina(パティーナ)の価格
左:オッソ 右:パティーナ
ともにウォール型の場合の比較です。オッソに比べ、パティーナのほうが10万円前後高くなります。
OSSO(オッソ)vs GRAD45(グラッド45)を見た目で比較
左:OSSO 右:GRAD45
OSSO(オッソ)同様、ステンレスキッチン派に人気の「GRAD45(グラッド45)」。
グラッド45は、フレームキッチンでもフロートキッチンでもないですが、収納力を優先したい方や重厚感を好む方におすすめです。
無垢木にこだわるならウッドワンの「KUROMUKU」または「スイージー」
左:KUROMUKU 右:スイージー
サンワカンパニーのパティーナキッチンは、無垢木ではなく化粧板仕上げのため、木の風合いや素材感にこだわりたい方には不向き。
ここは個人的にも少し残念に思います。
その点、無垢の木キッチン派に人気なのが「ウッドワン」。上記の画像はどちらもウッドワンのキッチンです。
ナチュラルなテイストを好む方は「スイージー」、トレンド感やデザイン重視の方は「KUROMUKU」を選ぶ傾向にあります。
フレームキッチンとフロートキッチンの違いまとめ
中古をマンション購入しフルリノベーションした我が家では、クリナップのラクエラを採用しましたが、本当はオールステンレスのキッチンを希望したわたしたち……。
今になってもステンレスへの想いは無くなりません(笑)
今回ご紹介したパティーナキッチンは、ステンレスではないものの、脚まわりやブラックのフレームには好感が持てます。
インダストリアルというインテリアのスタイルが定番化しつつある今だからこその商品「パティーナ」。
これから増えていくであろう導入事例を見るのが楽しみです。