
「一生に一度の大きな計画。スケルトンリフォームで絶対に失敗したくない……」 。
そう思えば思うほど、不安は尽きないものです。
スケルトンリフォームは自由度が高いからこそ、選択肢の多さに迷い、後から「こうしておけばよかった」と後悔するケースは少なくありません。
そこでこの記事では、実際に中古マンションをスケルトンリフォームし、現在はアドバイザーとして活動するわたしが、実体験に基づいた「後悔の正体」と「回避するためのチェックリスト」を詳しくお伝えします。
理想の住まいづくりを、後悔のない確かな一歩にするためのヒントとして、ぜひご活用ください。
中古マンションのスケルトンリフォームについて
スケルトンリフォーム(フルリノベーション)は、住居の内装や設備を取り払い、専有部のほぼ全てを丸裸=スケルトンにすることを指すリフォームです。
設備の交換やクロスの張替えなど、部屋の一部をリフォームする工事と比べ、かなり大掛かりな作業になります。
しかしながら、スケルトンにすることで間取りや水まわりの変更が可能になるため、リフォームの自由度は格段に高くなるのが最大の魅力です。
コンクリートの躯体を見られるのはスケルトンリフォームならでは
スケルトンリフォームでは、壁を壊し、天井も剥がし、フローリングも全て撤去します。
こうすることで、普段は見られないコンクリートの躯体が丸見えに!
天井や梁のクラックも、解体時にチェックすることが可能です。

後悔なし!我が家がスケルトンリフォームを選んだ理由

スケルトンリフォーム中の我が家
理由1. 既存の間取りにライフスタイルがあうとは限らない
日本のマンションは、2LDKや3LDKに区切られることが多いですよね?
そのため、「◯+LDK」が常識と思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか。
「ワンルームにするほうが実は勝手が良い」というケースもありますし、「家族の数だけ部屋が必要」という考え方も、実は思い込みかもしれません。
リフォーム・リノベーションをしないとなると、既存の間取りに生活そのものをあわせることになりますよね?
その間取りにうまくフィットすればいいですが、そうでない場合はストレスになってしまいます。
賃貸を卒業して分譲マンションを手に入れたとしても、中身を変えられないのであれば賃貸と同じ……。
当初の予算より200万円オーバーという結果に終わった我が家ですが、スケルトンリフォームは実に楽しく、とても面白い体験でした。
もちろん、この選択に今も後悔ありません。
2. 既存の内装は自分好みのスタイルにカスタマイズしにくい

真っ白のクロスに普通のドア……。
部屋の印象を決めるのは壁・床・天井のため、インテリアにこだわりがある人ほど「標準仕様」には物足りなさを感じるはずです。
また、なかには身体にあわない内装材が使われていることもあります。
3. ○○できない理由を家のせいにしてしまうかもしれない
もともと、片付けが苦手な人や家事が得意でない人ほど、できない理由を家のせいにしてしまうかもしれません。
例えば、
- 片付けられない
- 家事効率
- 仕事
などです。
収納スペースが少ないことで余計に片付けられなくなったり、家事動線が悪ければ毎日の炊事洗濯もますます億劫になってしまいます。
自宅で仕事をする人も同様で、「集中できない」または「落ち着かない」という場合は、間取りに問題があるかもしれません。
住まいの広さや設備に加え、住まう人の性格にあう住まいづくりができる点は、スケルトンリフォームならではのメリットです。
スケルトンリフォームに向いている人・向かない人
ポイント
スケルトンリフォームに向いている人
- 住まいへのこだわりが強い人。想定外のことがあっても割り切れる人
スケルトンリフォームに向かない人
- 多少の予算が掛かっても安心感を優先したい人。新築へのこだわりを捨てきれない人
ゼロから家づくりをする新築とは違い、スケルトンリフォームにはリスクもあります。
極端なことをいえば、想定外のことが起きても「冒険できるマインド」がある人のほうが、スケルトンリフォームには向いています。
スケルトンリフォームのメリット

ポイントは3つです。
メリット1. 自分たち仕様のカスタマイズが可能
スケルトンリフォームによって、住居を骨組みだけにするということは、住まいを一旦ゼロにリセットするということですよね?
その点、ラーメン構造のマンションであれば室内の壁をほぼ全て撤去できるので、間取りを自由に変えられます。
※反対に、壁式構造のマンションは注意が必要です。
キッチンを対面式やアイランド、ペニンシュラにすることも可能ですが、「配管の関係で水まわりを動かせない」または「床を少しだけ高くする必要がある」などの場合もあります。
メリット2. 耐久性を高められる
住居を丸裸にする機会なんて、そうはありません。
そのため、不具合が出るたびに対処するよりも、家全体の性能を一気に強化するほうが結果的にはコスト削減につながります。
つまり、築年数の古いマンションほど、スケルトンリフォームは効果的!
既存の断熱材を交換あるいは追加したり、二重窓へ変更することで断熱効果はかなりの差になります。
給排水管も同様で、交換できるのは専有部のみになりますが、一度交換しておけば20年から30年は保つはずです。
メリット3. 新築よりもお得に自分好みの家を手に入れられる
最近は東京だけでなく、わたしが住む札幌も、新築中古を問わずマンションの価格が非常に高いです。
ましてや人気エリアや駅近物件ともなれば、3LDKで6,000万円以上、1億円を超える物件も珍しくありません。
平均年収の低い札幌で6,000万円となると、一般的な地元のサラリーマンには手が出ない価格です。
「決められた間取りに大金を払うくらいなら、わたしは自由にカスタマイズできるスケルトンリフォームのほうがいい」と早々に決意!
「中古マンションの寿命はどのくらい?」という不安はありましたが、中古マンション購入そしてリノベーションを選んだことに、今は一切後悔ありません。
スケルトンリフォームのデメリット

スケルトンリフォームのデメリットは、中古マンションの築年数・構造・管理状態にも左右されます。
デメリット1. マンションの構造によってはできない工事がある
スケルトンを前提とするリフォームでは、大掛かりな間取りの変更や設備の入れ替えが可能です。
ただし、建物の構造によっては制限されるケースもあります。
そのため、契約前の段階で確認できないリフォーム業者であれば、その会社とは契約しないほうが良いかもしれません。
対策案:専有部と共用部で異なる工事内容を理解する
スケルトンリフォームは建物の構造が工事を左右するほか、専有部と共用部で「できる・できない」が明確に分かれています。
リノベーションをすると決めたらまずは「どこまで工事が可能なのか?」を確認しておく必要があります。
デメリット2. 物件の瑕疵が見つかるケースや想定外のことが起こる可能性がある
一見、問題がないように見える物件でも、解体してから瑕疵が見つかることもあり得ます。
- 排水管に水漏れがある
- 部屋ごとに床の高さが異なる
- 柱や壁に大きなヒビがある
可能性としては低くても、これらが「全くない」とはいいきれないのがリノベーションのデメリットです。
事前調査の段階では分からないことも少なからずあるので、想定外のことが起きるかもしれない……ということも念頭に置いておきましょう。
対策案:建物状態が良い物件を購入する
物件の瑕疵を見抜くのは難しくても、はじめから「状態の良いマンションを見つける」ことは可能です。
築年数が古くなるほど見えない瑕疵がある可能性が高まるので、不安な方は「新耐震基準」に絞って物件探しをしてみてください。
デメリット3. 物件を契約してもすぐには住めない
工事内容にもよりますが、スケルトンリフォームは2ヶ月前後、なかには半年かかる場合もあります。
その間は、仮住まいの家賃がかかるほか、人によっては生活に支障をきたすことも考えられます。
例えば、以下のようなケースです。
- 今住む賃貸物件の更新が3ヶ月後に迫っている
- 子供の入園や入学に間にあわせたい
そのため、予定したタイミングで工事が終わるかどうかは、事前にしっかり確認しておく必要があります。
対策案:ワンストップのリノベーション会社を選ぶ
物件探しとリノベーションの施工会社探しを別々で行う場合は、それぞれで手続きを進めることになり、時間も手間もかかります。
その点、物件探しと工事をワンストップで行うリノベーション会社であれば、契約から工事までの期間を短縮できます。
スケルトンリフォームは施工会社選びが大切

実際に取り寄せた資料
スケルトンリフォームをする場合は、部分的なリフォームを得意とする施工会社ではなくスケルトンリフォームの実績が多い施工会社を選ぶほうがベストです。
おすすめはまず、リノベーション各社の無料資料請求をし、施工事例を見ること!
ここでは、無料資料請求におすすめの施工会社をご紹介します。
1. 全国展開が心強いリノべる。

リノべる。は物件探しから設計施工までワンストップ
リノベる。のここが凄い
- ネームバリューがあり全国的に知られている
- 施工実績が豊富
- デザインのテイストもさまざま
ネット広告でよく見かける「リノべる。」
の資料は、クオリティが高いと評判です。
もちろん無料。
多くの施工事例を見られるほか、具体的な費用も掲載されているので参考になること間違いなし!
リノベーション業界のリーディングカンパニーとあって、口コミにはさまざまな書込みがありますが、リノべるに施工をお願いするユーザーは少なくありません。
リノベーションのことがよく分かる資料「RENOVERU FILE.」が人気
2. ひかリノベはシンプルモダンなリノベーションに定評あり

ショールームが多数あるのも「ひかリノベ」の魅力
ひかリノベのここが凄い
- リノベーション向き中古物件の検索が可能
- 住宅+リノベーション(リフォーム)ローンを一本化できる
- 充実の工事保証
関東を中心に展開している「ひかリノベ」は、これまでに延べ1万件以上の実績があることから、技術面での信頼が厚い施工会社です。
物件探しから施工までをまとめて依頼することが可能な点も魅力で、ショールームは都内以外に湘南や横浜・長野にもあります。
「デザインの自由度はそれほど高くない」という声もありますが、定額制プランには定評があり、シンプルモダンなスタイルがお好みの方にはぴったりなリノベーション会社です。
リノベーション相談会開催中
スケルトンリフォームに後悔なし!我が家の体験談まとめ
デメリットもあるスケルトンリフォームですが、わたしはこの選択に後悔ありません。
新築戸建のようにゼロから始める家づくりも魅力的ですが、「すでに在る」ものを壊し、再生していく過程を間近に見られるスケルトンリフォームも非常に面白みがあります。
また、そもそもマンションリノベーションは、スケルトンにするか否かを問わず、何かしらの「制限」が伴います。
そのため、スケルトンリフォームだけにデメリットがあるわけではありません。
我が家のように「スケルトンリフォームによって、理想の家を手に入れられた」事例もあることを、ぜひ知っていただきたいです。
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