この記事では「巾木を黒にしてみたい」「ブラックの巾木にした部屋のインテリアをみてみたい」という方に向け、我が家の例をご紹介します。
加えて、巾木をおしゃれにみせる方法についても触れていますので、巾木の色選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
巾木(幅木)とは壁と床の隙間を塞ぐ部材のこと
巾木とは
巾木とは、壁と床の境目に取り付ける部材のこと。主な役割として、以下の2つがあります。
- 巾木は壁と床の隙間を塞ぐ部材
- 巾木は壁を傷から守る部材
巾木の種類
種類 | 特徴 |
木巾木 | フローリングの床など、木の素材が使われている場合に用いられることが多い |
ソフト巾木 | トイレや脱衣所など、水まわりに用いられることが多い |
金属巾木 | 公共の場所やオフィスなどに用いられることが多い |
巾木には主に、3つの種類があります。
しかしながら、これらが採用されるのはたいへん稀です。
種類1. 木巾木
木の素材でできた木巾木は厚みがあり、無垢木をはじめ化粧シートを張ったものなどがあります。
巾木を固定する「隠し釘」の穴などを目立ちにくくする役割もあります。
種類2. ソフト巾木
「塩化ビニル」でできたソフト巾木は、薄くしなやかに曲がることから、角へも簡単に施工できるという特徴があります。
木巾木に比べ価格が安く、ほこりや水分の侵入を防ぎやすい点も特徴の一つです。
種類3. 金属巾木
公共の場所やオフィスなどで見かけることが多いものの、最近では住宅に採用する方もいます。
巾木の色の決め方
- 壁の色にあわせて選ぶ
- フローリングの色にあわせて選ぶ
次項で、それぞれの特徴をみていきましょう。
選び方1. 壁の色にあわせて選ぶ
まずは、壁の色にあわせて選ぶ方法です。
壁と同じ色にすることで、見た目の邪魔をしません。
選び方2. フローリングの色にあわせて選ぶ
巾木の色をフローリングにあわせて選ぶ方法もあります。
さらに、壁紙が異なる部屋にも気にせず同じ素材の巾木を使用できます。
リビングの巾木を黒にした我が家の例
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家では、リビングの巾木を黒にしました。
巾木を黒にしたのは建具の色に揃えたかったから
我が家では、フルリノベーションを機に、リビングの建具(ドア)も黒にしています。
黒は主張が強い色のため、巾木を他の色にするとチグハグな印象になりかねません。
巾木の高さを短くし、目立ちにくくした
巾木の高さは、40mm、60mm、75mm、100mmが一般的です。
壁の色、あるいは床の素材と揃えれば、より馴染ませやすいです。
巾木をなくして「おしゃれ」に見せる方法もある
「巾木なし」のメリット
- 見た目がスッキリする
- 埃が溜まりにくい
しかし、メリットがある一方で、壁がクロス仕上げの場合は湿気で剥がれやすくなったり、掃除機をかけるときに壁が汚れやすいというデメリットもあります。
こちらもぜひ、あわせてお読みください。
【我が家の例】木毛セメント板を採用した脱衣所の壁は巾木を「なし」にしました!
壁に「木毛セメント板」を採用したこと、面積が小さいことから、なくても良いと判断しました。
巾木をブラックでおしゃれに!黒を採用した我が家の例まとめ
壁や床に比べ、巾木が占める面積は、ごくわずかです。
しかし「何となく」で決めてしまうと、巾木だけが妙に浮いてみえてしまうことがあります。
神は細部に宿る……!
巾木も大切な内装仕上げの一つですので、妥協せずにじっくり選んでいきましょう。