ミッドセンチュリーがコンセプト。築43年の戸建てリノベーション事例

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「インテリアから見る暮らしのカタチ。暮らしかたに学ぶリノベ術」をヨコヤムヤムが紐解いていくインタビュー企画。

今回はなんと、我が家をリノベーションしてくださった設計士・安達さんにお話を伺いしました。プロによるプロの家づくりをぜひ参考にしてください。
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お宅訪問ダイジェスト

先ずは安達邸の様子をダイジェストでお届けします。ご家族の「好き」が詰まった、こだわりと愛情溢れるご自宅の様子を一気にご覧ください。

玄関

  • 玄関befor
  • 玄関after

Before → After

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玄関は、もともとあった下足板を使ってオープン収納にされています。棚板と奥に見える扉は全て安達さんご自身で塗装されたそう。
塗装は、思い出作りという名の節約です(笑)実際は、かなり苦戦しました……!

キッチン

キッチン

キッチンの照明はフラワーポット(ヴェルナー・パントン)

キッチンは、妻のリクエストで対面にしています。周辺からシンクが見えないよう、腰壁は高めにしました。

リビング

リビング

ドラセナやモンステラ、ガジュマルにパイナップルまで様々な植物がリビングを彩ります

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リビングの光景に溶け込むスケルトン階段。手すりはなんと、安達さんによるデザインです。
リビングのクローゼットドアは壁の色に合わせたそう

リビングのクローゼットドアは壁の色に合わせたそう

「ツーフェイス」のウォールデコは、ミッドセンチュリーとの相性抜群。夜は、ファイバーグラス製のブラケットランプ(右上)が砂絵を優しく照らします。
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リビングのハンモック

リビングには大人から子供まで寛げるハンモックもあります

寝室

  • 寝室
  • 寝室
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こちらは陰影に富む奥さまの寝室。一見、塗り壁のように見えますが実はクロスだそう。職人さんの腕の良さが伝わりますよね。

子供部屋

7歳のお子さん(女の子)のお部屋にもイームズのミニチェアとテーブルが。

ブルーが大好きなお子さんのお部屋にもキュンとします。床材(チェリー)とクロスは、お子さん自らが選んだそうです。
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Q1. 安達さんの自己紹介

それではここから、安達邸のリノベーションについて詳細をご紹介します。
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初めまして。札幌で設計士として働く安達(43歳)と申します。家族構成は、妻(36歳)娘(7歳)の3人暮らし。現在は住宅から商業施設まで様々な設計を担当しています。
ヨコヤムヤムさんと出会ったのは僕が当時、「リヨデホーム(札幌のハウスビルダー)」で働いていた時のこと。ヨコヤムさん邸の設計担当としてお会いしたのが始まりです。
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安達さんを抜きにしては語れない我が家のリノベーション。あれから数年が経ち、今度は安達さん自らが手掛けたご自宅の取材をできるとは……!これも全てリノベーションが繋いでくれたご縁です。

Q2. リノベーションを決めた理由

リノベーションを決めた理由

当初は新築も検討しましたが、結果的にはリノベーションに決めました。これは僕が設計士として働いていることも関係します。
日本は年々、リノベーションへのニーズが増えていますよね? 今後の住宅業界を見据えると、僕が自ら「リノベーション」を体験することは、非常に大きな意味を持つと感じたからです。
また、注文住宅は家づくりを「外側」から捉えることが多い反面、リノベーションは家の「中側」から向き合うことになります。これもリノベーションならではの面白さだと思い、やってみたくなりました。
しかしながらリノベーションを選択した背景には、インテリア好きの妻の影響も大きいです(笑)妻の知識や世界観には、たくさんの気付きがありました。

Q3. リノベーションのテーマ

Before → After

テーマは「アメリカンミッドセンチュリー」です。フランク・ロイド・ライトや、アルヴァ・アアルトが好きな僕と、50年代のアメリカンスタイルが好きな妻の好みを足し、その間を取りました。
ミッドセンチュリーがお好きな方は既にお気づきのはず。安達邸には随所に、ミッドセンチュリーを代表する家具が散りばめられています。
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Q4. リノベーションの施工はどちらに?

施工は札幌にオフィスを構える「グロー」さんにお願いしました。間取りは僕が考えましたが、構造検討をグローさんにお任せしています。
グローさんに依頼した理由は、設計士として同社で活躍する佐々木さんに家づくりを担当いただきたかったからです。
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グローにいらっしゃる佐々木さんは、木造住宅をはじめリノベーションの経験が豊富な設計士さん。その知見とご経験から、「自宅をリノベーションするなら、ぜひ佐々木さんにお願いしたい」と思っていたそうです。

Q5. 間取りのビフォーアフター

1階 Before → After

2階 Before → After

Q6. 物件の広さとリノベーション費用

  • 広さ:3SLDK 約100㎡
  • 物件価格:1,500万円
  • 費用:1,500万円

Q7. リノベーションした家のココが好き

お気に入りの場所は主に「キッチン」「リビング」「洗面所」の3つです。
中でも特にリビングが気に入っています。部屋の中をどこから見ても、好きなものやこだわった部分が見えるよう工夫しました。

お気に入り1. キッチン

Before → After

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リノベーション後のキッチンには、左からセブンチェア、グランプリチェア、アントチェアが並んでいます。ダイニングテーブルを置かない代わりに、このキッチンカウンターで食事をしているそう。

タイル

キッチンのタイル

飾り棚にはファイヤーキングをはじめ奥さまお気に入りの食器が並びます

レンガのようでありながら、キャラメルのような質感も持つこのタイルは、名古屋モザイクのもの。
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モールディング

キッチンのモールディング

タイルや石壁、そしてモールディングなど異素材が見せる表情豊かなキッチン

モールディングは、ホームセンターで購入したモール材を大工さんに加工いただき、ペイントしています。ここはあえてフレンチっぽく仕上げた点がポイントです。

お気に入り2. リビング

ジョージネルソンの時計とチーク材を使ったUKビンテージのサイドボード

時計はジョージネルソン。サイドボードはチーク材を使ったUKビンテージ

テレビは壁掛けにしています。設計段階から高さやコンセントの位置を考えなくてはならず、意外とリスクが多いと感じましたが、配線をなるべく隠し、見た目がすっきりするよう工夫しました。
ウッドベースのシャドーボックス

リビングの壁には温かみのあるウッドベースのシャドーボックスも。

リビングの折り上げ天井

リビングの折り上げ天井。照明はスプートニク

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「スプートニク」を取り付けるために、天井の一部をあえて折り上げにした安達邸。表面には床材とモール材が貼られるなど、手の込んだ造りとなっています。

石壁

キッチンの石壁

リビングからキッチンの壁を覆う「石壁」は、50年代のアメリカ住宅を意識して、本物の天然石を使っています。
目地を深めにすることで、凹凸がはっきりするよう施工していただきました。この壁は何度見ても飽きません。

Rの飾り棚

Rの飾り棚

右側に見える椅子はイームズのヴィンテージチェア

ワークスペースを兼ねた飾り棚のポイントは、スペースエイジを意識したR下がりの壁と照明です。妻が集めた雑貨や、娘の洋服をディスプレイしています。

お気に入り3. 洗面所

洗面台before

Before

洗面台after

After

既製品を取り付ければ、施工も簡単な洗面台ですが、ここはやはりこだわりたかった場所の一つ。約2帖の空間には、大工、左官、塗装、内装、設備と……多くの職人さんによる技と美が詰まっています。
一際目を引くブルーのタイルは、キッチン同様「名古屋モザイク」のもの。7種類ある布目模様のテクスチャーが魅力的です。さすがはイタリア製!
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洗面台下収納

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洗面台の天板はモールテックス。シンク下には収納スペースが設けられています。モールテックスの色味を軸に、濃淡の違うグレー使いが素敵ですよね。

Q8. リノベーションした家のココが嫌い

強いて言えば外観でしょうか。家の構造や予算の都合で、あまり手を加えられなかったことが残念です。

戸建リノベーション事例紹介まとめ

戸建リノベーション事例紹介まとめ

見所満載の安達邸、いかがでしたか?

実は、「白い壁が一つもない」安達邸。

リビングの壁はオレンジ、寝室はピンク、子供部屋はブルーと、多彩な色使いにも遊び心を感じます。

また、個室それぞれのドアも一つとして同じ色がありません。

さらには床材も、リビングがウォールナット、寝室はオーク、子供部屋にはチェリーとバラエティに富んでいます。

当たり前を疑うことで生まれる内装のアイデアと、徹底したインテリアへのこだわりは、これから家づくりをはじめる方の参考になること間違いなし。

内覧の続きはぜひ、下記Instagramからもご覧ください。

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