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【戸建リノベーションのビフォーアフター】テーマはミッドセンチュリー

ヨコヤム
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こんにちは!ライフスタイルリフォームアドバイザーのヨコヤムヤムです。

「インテリアから見る暮らしのカタチ。暮らしかたに学ぶリノベ術」を、ヨコヤムヤムが紐解いていくインタビュー企画。

今回は、我が家をリノベーションしてくださった設計士・安達さんにお話を伺いしました。

プロによるプロの家づくりを、ぜひ参考にしてください。

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戸建てリノベーションの施工事例ダイジェスト

まずは、安達邸の様子をダイジェストでお届けします。

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ご家族の「好き」が詰まった、こだわりと愛情溢れるご自宅の様子を一気にご覧ください。

玄関

  • 玄関befor
  • 玄関after

Before → After

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玄関は、もともとあった下足板を使ってオープン収納にされています。

棚板と奥に見える扉は、全て安達さんご自身で塗装されたそう。

塗装は、思い出作りという名の節約です(笑)

実際は、かなり苦戦しました……!

キッチン

キッチン

キッチンの照明はフラワーポット(ヴェルナー・パントン)

キッチンは、妻のリクエストで対面にしています。

周辺からシンクが見えないよう、腰壁は高めにしました。

リビング

リビング

ドラセナやモンステラ、ガジュマルにパイナップルまで様々な植物がリビングを彩ります

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リビングの光景に溶け込むスケルトン階段。

手すりはなんと、安達さんによるデザインです。

リビングのクローゼットドアは壁の色に合わせたそう

リビングのクローゼットドアは壁の色に合わせたそう

「ツーフェイス」のウォールデコは、ミッドセンチュリーとの相性抜群。

夜は、ファイバーグラス製のブラケットランプ(右上)が砂絵を優しく照らします。

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リビングのハンモック

リビングには大人から子供まで寛げるハンモックもあります

寝室

  • 寝室
  • 寝室
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こちらは、陰影に富む奥さまの寝室です。

一見、塗り壁のように見えますが、実はクロスだそう。

職人さんの腕の良さが伝わりますよね。

子供部屋

7歳のお子さん(女の子)のお部屋にもイームズのミニチェアとテーブルが。

ブルーが大好きなお子さんのお部屋にもキュンとします。

床材(チェリー)とクロスは、お子さん自らが選んだそうです。

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施主の安達さんについて

それではここから、安達邸のリノベーションについて詳細をご紹介します。
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初めまして。札幌で設計士として働く安達(43歳)と申します。

家族構成は、妻(36歳)娘(7歳)の3人暮らし。

現在は住宅から商業施設まで様々な設計を担当しています。

ヨコヤムヤムさんと出会ったのは僕が当時、「リヨデホーム(札幌のハウスビルダー)」で働いていた時のこと。

ヨコヤムさん邸の設計担当として、お会いしたのが始まりです。

安達さんは我が家の設計士

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安達さんを抜きにしては語れない、我が家のリノベーション。

あれから数年が経ち、今度は安達さん自らが手掛けたご自宅の取材をできるとは!

これも全て、リノベーションが繋いでくれたご縁です。

戸建てリノベーションを決めた理由

リノベーションを決めた理由

当初は新築も検討しましたが、結果的にはリノベーションに決めました。

これは僕が設計士として働いていることも関係します。

日本は年々、リノベーションへのニーズが増えていますよね?

今後の住宅業界を見据えると、僕が自ら「リノベーション」を体験することは、非常に大きな意味を持つと感じたからです。

また、注文住宅は家づくりを「外側」から捉えることが多い反面、リノベーションは家の「中側」から向き合うことになります。

これもリノベーションならではの面白さだと思い、やってみたくなりました。

しかしながらリノベーションを選択した背景には、インテリア好きの妻の影響も大きいです(笑)

妻の知識や世界観には、たくさんの気付きがありました。

リノベーションのテーマ

Before → After

テーマは、「アメリカンミッドセンチュリー」です。

フランク・ロイド・ライトや、アルヴァ・アアルトが好きな僕と、50年代のアメリカンスタイルが好きな妻の好みを足し、その間を取りました。

ミッドセンチュリーがお好きな方は既にお気づきのはず。

安達邸には随所に、ミッドセンチュリーを代表する家具が散りばめられています。

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リノベーションの施工会社

施工は札幌にオフィスを構える「グロー」さんにお願いしました。

間取りは僕が考えましたが、構造検討をグローさんにお任せしています。

グローさんに依頼した理由は、設計士として同社で活躍する佐々木さんに、家づくりを担当いただきたかったからです。
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グローにいらっしゃる佐々木さんは、木造住宅をはじめリノベーションの経験が豊富な設計士さん。

その知見とご経験から、「自宅をリノベーションするなら、ぜひ佐々木さんにお願いしたい」と思っていたそうです。

間取りのビフォーアフター

1階 Before → After

2階 Before → After

物件の広さとリノベーション費用

  • 広さ:3SLDK 約100㎡
  • 物件価格:1,500万円
  • 費用:1,500万円

リノベーションした家のココが好き

お気に入りの場所は主に、「キッチン」「リビング」「洗面所」の3つです。
中でも特に、リビングが気に入っています。

部屋の中をどこから見ても、好きなものやこだわった部分が見えるよう工夫しました。

お気に入り1. キッチン

Before → After

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リノベーション後のキッチンには、左からセブンチェア、グランプリチェア、アントチェアが並んでいます。

ダイニングテーブルを置かない代わりに、このキッチンカウンターで食事をしているそう。

タイル

キッチンのタイル

飾り棚にはファイヤーキングをはじめ奥さまお気に入りの食器が並びます

レンガのようでありながら、キャラメルのような質感も持つこのタイルは、名古屋モザイクのもの。
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モールディング

キッチンのモールディング

タイルや石壁、そしてモールディングなど異素材が見せる表情豊かなキッチン

モールディングは、ホームセンターで購入したモール材を大工さんに加工いただき、ペイントしています。

ここはあえてフレンチっぽく仕上げた点がポイントです。

お気に入り2. リビング

ジョージネルソンの時計とチーク材を使ったUKビンテージのサイドボード

時計はジョージネルソン。サイドボードはチーク材を使ったUKビンテージ

テレビは壁掛けにしています。

設計段階から高さやコンセントの位置を考えなくてはならず、意外とリスクが多いと感じましたが、配線をなるべく隠し、見た目がすっきりするよう工夫しました。

ウッドベースのシャドーボックス

リビングの壁には温かみのあるウッドベースのシャドーボックスも。

リビングの折り上げ天井

リビングの折り上げ天井。照明はスプートニク

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「スプートニク」を取り付けるために、天井の一部をあえて折り上げにした安達邸。

表面には、床材とモール材が貼られるなど、手の込んだ造りとなっています。

石壁

キッチンの石壁

リビングからキッチンの壁を覆う「石壁」は、50年代のアメリカ住宅を意識して、本物の天然石を使っています。
目地を深めにすることで、凹凸がはっきりするよう施工していただきました。

この壁は、何度見ても飽きません。

Rの飾り棚

Rの飾り棚

右側に見える椅子はイームズのヴィンテージチェア

ワークスペースを兼ねた飾り棚のポイントは、スペースエイジを意識したR下がりの壁と照明です。

妻が集めた雑貨や、娘の洋服をディスプレイしています。

お気に入り3. 洗面所

洗面台before

Before

洗面台after

After

既製品を取り付ければ、施工も簡単な洗面台ですが、ここはやはりこだわりたかった場所の一つ。

約2帖の空間には、大工、左官、塗装、内装、設備と……多くの職人さんによる技と美が詰まっています。

一際目を引くブルーのタイルは、キッチン同様「名古屋モザイク」のもの。

7種類ある布目模様のテクスチャーが魅力的です。

さすがはイタリア製!

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洗面台下収納

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洗面台の天板はモールテックス。シンク下には収納スペースが設けられています。

モールテックスの色味を軸に、濃淡の違うグレー使いが素敵ですよね。

リノベーションした家のココが嫌い

強いて言えば、外観でしょうか。

家の構造や予算の都合で、あまり手を加えられなかったことが残念です。

戸建リノベーションのビフォーアフターまとめ

戸建リノベーション事例紹介まとめ

見所満載の安達邸、いかがでしたか?

実は、「白い壁が一つもない」安達邸。

リビングの壁はオレンジ、寝室はピンク、子供部屋はブルーと、多彩な色使いにも遊び心を感じます。

また、個室それぞれのドアも一つとして同じ色がありません。

さらには床材も、リビングがウォールナット、寝室はオーク、子供部屋にはチェリーとバラエティに富んでいます。

当たり前を疑うことで生まれる内装のアイデアと、徹底したインテリアへのこだわりは、これから家づくりをはじめる方の参考になること間違いなし。

内覧の続きはぜひ、下記Instagramからもご覧ください。

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ヨコヤムヤム

こんにちは!LSリフォームアドバイザーのヨコヤムヤムです。2012年東京から札幌へ移住。2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションしました。リノベと暮らしとインテリアに役立つ情報を更新中。専門誌やWeb媒体への寄稿・監修もしています。

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