
今回は、整う(ととのう)についてのお話です。
この記事では「整う」に魅了されたわたしの体験をもとに「整い」の詳細とコツを解説します。















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サウナで「整う」という感覚について
タカカカツキさんの漫画「サ道」から生まれた「整う」という言葉。
この「整う」という感覚を、まだ一度も体験したことがない人にとっては「一体何を言っているの?」と思うかもしれません。
ですが、この感覚こそがサウナの醍醐味であり、知らなきゃ損!なサウナのメリットなのです。















整うために必要な手順
整うために必要な手順(正しいサウナの入り方)
下記の手順、3〜7を3セット繰り返すのが基本的な手順。
- 体を洗う
- 湯に浸かり体を温める
- 体を拭いてサウナに入る
- サウナで汗をかく
- 水風呂に入る
- 体を拭き椅子に座って休む
整うためには必要な手順があり、この手順がつまり「正しいサウナの入り方」にあたります。
この手順は事前にしっかりチェックしてください。















それぞれの工程については、次項で詳しく見ていきましょう。
サウナで整うコツは「正しい入り方」を守ること
以前からサウナが好きな人のなかにも意外と「休憩をしたことがない」「3セットも繰り返すの?」と言う人がいます。
ですが、「正しい入り方」をしないままでは、一向に「整わない」ままかもしれません。
コツ1. サウナに入る前は体を清める
サウナー は「清める」という言い方をしますが、特別なことをするわけではなく、これは「体を綺麗に洗いましょう」ということ。
まずはしっかり全身を洗います。
コツ2. 湯に浸かり体を温める
体を洗い終えたあと、そのまま直ぐにサウナへ直行する人もいますが、湯船に浸かって体を温めることをおすすめします。
そのほうがサウナに入ったあと汗をかきやすくなりますし、何より広いお風呂は気持ちが良いです。
コツ3. 体を拭いてサウナへ入る















濡れた体のままサウナへ入ると、サウナ室に敷いてあるタオルを汚すだけでなく、水分の蒸発熱で体が冷やされ、汗が出にくくなります。
面倒に感じますが、体を拭いてから入るほうが発汗はスムーズです。
コツ4. サウナで汗をかく
いよいよ、ここからサウナです。
サウナは施設によって造りが様々ですが、下段と上段では温度が10〜20℃以上変わるため、初心者は下段から始めましょう。















無理をして体調を悪化させては意味がないため「水風呂に入りたい」と思ったところでサウナから出てください。
または、「呼吸が苦しくなってきた」「脈が早くなった」と感じた時にサウナ室を出るのも正解です。
人によって感じ方は違うため、決して無理しないようにしましょう。
反対に、慣れているからと言って15分以上入ると、かえって疲労するとも言われています。
コツ5. 水風呂に入る
さぁさぁ、ここからがサウナの重要ポイント。
サウナ室を出たら、必ず汗を流して水風呂に浸かります。















早く水に浸かりたい気持ちは分かりますが、公衆の場ですからルールは守りましょう。
汗を流す方法は3つ。自分の好きな方法で構いません。
- シャワーを使う(お湯でも水でも好きなほうでOK)
- お風呂のお湯で掛け湯する
- 水風呂の水で掛け水をする















その理由は、ギリギリまで水に触れるのを我慢し、水風呂に入った時の多幸感を高めるためです。
コツ6. 体を拭き椅子に座って休む
いよいよ終盤。整うための最終準備に入ります。
面倒ですが、水風呂を出て休憩する前にも再度、体を拭いてください。















水滴を拭かないまま休憩すると、水分が体を冷やしてしまいます。整うためには必ず体を拭き、万全の状態で休憩しましょう。
休憩する場所は、内風呂に置いてある椅子または露天風呂にある椅子(外気浴)の、どちらか好きなほうを選んでください。
椅子に座ったら、余計なことは考えず目を閉じます。
早ければ、椅子に座って数十秒後、遅くても数分以内に「整う」感覚に包まれるはずです。
「整う」を言語化すると……















これはあくまで、わたしの感覚ですが、整うときは必ず手足の先から心臓に向かって体がビリビリします。
そのあと、全身の毛が逆立つような感覚に陥り…… 小さな虫、いや、蟻がまるで体を覆い全身を行進しているかのような感じがします。
ビリビリからゾワゾワ、そしてプハァという順番。これが「整う」という感覚です。
気持ち良いと感じる時間は長くなく、体感としては1〜2分。
この余韻に浸りながら5分〜10分休憩します。
サウナで整う仕組みは温冷交代浴にあり
整うときも整わないときも「サウナ→水風呂→休憩」で得られる効果は、温冷交代浴のおかげ。















また、サウナと水風呂の交代浴を反復することによって、低血圧の人は血圧を正常に戻します。
「水風呂には入らない」サウナの入り方もありますが、整うためには水風呂を含めた温冷交代浴が一番です。
整わないときもある。サウナでは決して無理をしない
空前のサウナブームとあって、「整う」を体感したい人は大勢いますが、毎回「整う」とは限りません。















サウナを出て水風呂に入るときは「ヒートショック」の可能性もあるため、心臓から遠い手足から掛け水をするなどして、充分に注意してください。
「自分は大丈夫」と思っていても「絶対大丈夫」とは限りません。サウナも水風呂もお風呂も、無理は禁物です。
サウナで「整う」効果は科学的にも証明されている


サウナー・ブック(松尾大(ととのえ親方)著
「ととのえ親方」こと松尾大さんによる「サウナー・ブック」からサウナの効能について引用すると、サウナには下記の効能があるとされています。
サウナの効能
- 運動後と同じリフレッシュ効果と爽快感がある
- 幸福感が高まる
- ぐっすり眠れるようになる
- 免疫力が高まる
- 美肌になる
- 優しくなれる
- 最高のコミュニケーションがとれる
ホルモンバランスが乱れやすい女性にサウナが効果的な理由
「サウナ=おやじ」というイメージが定着している日本ですが、サウナは男女問わず効果があります。
女性は特に、男性に比べホルモンバランスが乱れやすく、それによって情緒不安定になったり、何かと不調を引き起こしがち。















ポイント
- 生理周期によるイライラ
- 疲れやすくてやる気がでない
- 肌の調子が悪くなる
ホルモンバランスを整える方法は、「食事」「睡眠」「ストレス解消」と言われており、サウナはこの3つのうち「睡眠」と「ストレス解消」に役立ちます。
サウナはメンタルの安定にも効果あり
サウナと水風呂の交代浴を反復すると血圧を正常に戻すことが可能。















なお、サウナに入ることでオキシトシンやセロトニン(幸せホルモン)が上昇することも科学的に証明されています。
ポイント
- サウナは疲労回復に効果あり
- 温冷交代浴(サウナ→水風呂)によって血圧が正常に戻る
- 温冷交代浴(サウナ→水風呂)によって自律神経が鍛えられる
サウナで整うコツまとめ


サウナのあとのビールは格別!
「整う」ためのコツと感覚を、お分かりいただけたでしょうか?
整う感覚を的確な言葉で表現するのは難しいですが、多くの人がおそらく「ぴりぴり」「びりびり」「はぁぁぁぁ〜〜」と仰います。
いづれにしても「整う」は最高のひととき。
みなさんもこの記事を参考にぜひ整ってください。
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