中古マンションを購入し、自宅をフルリノベーションする際、わたしは「押入れは残したほうが良い?」「WICがあれば必要ない気が……」と疑問を抱きました。
リノベーションにおける押入れの活用方法
しかし、その際に悩ましいのが、「押入れを残すか、撤去するか」についてです。
押入れの活用方法は5つ
押入れの活用方法
- 押入れをなくして部屋に変える
- 押入れをベッドに変える
- 押入れをクローゼットに変える
- 押入れをDIYでリメイクする
- 押入れをそのまま使う
※上から順にコストがかかります
その理由は下記です。
【体験談】リノベーションで押入れを残した理由
押入れを残した理由
- 押入れの形が特殊だったから
- コストを削減したかったから
- WICに置けない物の収納に便利だから
自宅をリノベーションした際、押入れを残した理由は上記のとおりです。
また、押入れにコストを掛けたくなったのも理由の一つです。
収納スペースは押入れとクローゼットの両方があると良い
マンションは戸建てと違い、収納スペースを増やしにくいです。
押入れとクローゼットの違い
押入れとクローゼットの違い
押入れとクローゼットの違いは、目的にあります。
押入れは、寝具や日用品などを収納する場所であり、クローゼットは衣類や靴を収納する場所です。
知っているようで知らないのが、「押入れとクローゼットの違い」かもしれません。
しかし一度、ご自宅のクローゼットを確認してみてください。
洋室が2部屋以上あり、それぞれにクローゼットがあるご家庭であれば、
- 一方は、本来のクローゼット(ハンガーを掛けられるパイプ)がある
- もう一方には、腰の高さに中段が設けられているクローゼットがある
というケースがほとんどです。
違い1. 押入れは衣服以外のものを収納する場所
押入れの特徴
- 奥行き75cmが一般的
- 中段が設置されている
- 横幅はその押入れもほぼ同じ
※押入れの上のほうに「枕棚」と呼ばれる奥行きの浅い棚が設置されることも珍しくありません
押入れは、クローゼットに比べスペースを広く使えます。
上下2段、または上中下の3段を使い分けられるため、工夫次第で収納の幅もグッと広がります。
違い2. クローゼットは衣服を収納する場所
クローゼットの特徴
- 奥行きは50cm〜
- 上部にパイプがある
- 横幅は部屋にあわせて変更可能
押入れよりはスペースが狭いものの、掛けて収納するならクローゼットが一番です。
押入れリノベーションのビフォーアフター
ポイント
- ふすまの代わりに、カーテンレールを設置
- 押入れの床を室内のフローリングと統一
- 押入れの中にクロスを貼った
ポイントは3つです。
1. ふすまの代わりにカーテンレールを設置
我が家では、もともと和室だった部屋を洋室に変更したため、押入れのふすまは撤去しました。
ふすまを撤去したのは「洋室にあわないから」ですが、
- 建具を使わないぶん、コストを浮かせられる
- カーテンへの変更で通気性が良く、開け閉めしやすい
というメリットもあり、これは正解だったと感じています。
2. 押入れの床を室内のフローリングと統一
一般的に、押入れの床はその部分だけ貼り方が違います。
ふすまを撤去したぶん、床部分にレールがないため、
- 押入れの床を室内と統一することで物を取り出しやすい
- レールに足を引っ掛けることがなく安全
というメリットがあります。
3. 押入れの中にクロスを貼った
「暗くなりがちな押入れの中を明るくしたかった」というのが、クロスを貼った理由です。
カーテンを開けっ放した際、押入れの中だけが他と違うのも嫌でした。
知っておきたい!押入れ収納の基本
押入れ収納の基礎知識
- 高低差を生かし、デッドスペースを作らない
- 寝具類は専用ケースを活用する
- 下段収納はキャスター付きアイテムが便利
- 頻度によって収納するものの配置を決める
二段に分かれる押入れの収納ポイントは、大きく分けて上記の4点です。
1. 高低差を生かし、デッドスペースを作らない
上記のようなアイテムを使うと、さらに上下を分割できるため収納力がアップします。
2. 寝具類は専用ケースを活用する
敷き布団や折りたたみマットレスなど、専用の袋やケースに入れられないものは、上記のような棚があると便利です。
3. 下段収納はキャスター付きアイテムが便利
そのため、上記のようなキャスター付きワゴンをおすすめします。
漫画や本の収納棚としても役立ちます。
4. 頻度によって収納するものの配置を決める
さらに、取り出しやすくしておきたい物は上段、そうでない物を下段にしておくと、より使いやすくなります。
押入れのリノベーションまとめ
押入れは奥行きがあるため、大きな荷物を収納しやすいぶん、使い方によっては物が取り出しにくくなることもあります。
限られたスペースを余すことなく有効活用するには、
- 収納の目的とコツを押さえる
- 便利グッズを使う
のが一番です。
リノベーションで押入れに悩む方は、この記事でご紹介した「押入れとWICの使い分け」「押入れ収納の基本」をぜひ参考に、使い方を検討してみてください。
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