
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家。
これからリノベーションする方が同じ経験をしないで済むよう……ぜひ参考にしてください。



























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そもそもマンションリノベーションに100点満点はない



























ですがそもそもマンションリノベーションには制限が付きものです。
玄関は共用部分のため勝手に交換できないですし、バルコニーもカスタム不可。
窓の交換も基本的にはNGです(二重窓の場合、内側サッシはOK※)
さらに、パイプスペースの位置によっては「水まわりの移動が難しい」というケースも少なくありません。
場合によっては苦しい選択を迫られる場合もありますが、そこを工夫とアイデアでカバーするのがリノベーションの醍醐味です。



























それでもダメな場合は潔く諦めましょう。
※詳細はお住まいのマンションの管理規約を確認ください
マンションには工事できない場所がある



























いざという時、「リノベーションには不向きだった……」なんてことのないよう、事前に知っておきたい5つのポイントが下記。
リノベーション前に知っておきたい5つのポイント
ポイント
- 梁と柱の組み方を知る(従来の工法、アウトフレーム工法、逆梁アウトフレーム)
- 壁式構造なのかラーメン構造なのかを知る
- コンクリートの現し天井が不可能なケースを知る
- フローリング禁止の有無を知る
- 対面式キッチンは底上げの必要があるかもしれない
「マンションはどこも同じ造りでしょ?」と思うかもしれません。
しかしながら築年数はもちろん、マンションの工法や構造は物件によって異なります。
そのためリノベーションを前提にマンションを購入するときは、必ず管理規約を確認してください。
例えば、マンションの管理規約に「フローリング禁止」とあれば、人気の無垢床も実現できません。



























気になる方はこちらも合わせてご覧ください。
マンションリノベーションで後悔した3つのこと
後悔したこと
- 造作洗面台を諦めたこと
- インターホンを見落としていたこと
- 冷蔵庫置き場に失敗したこと



























後悔1. 造作洗面台を諦めたこと


出典:pinterest
内装の全てを解体するスケルトンリフォーム(フルリノベーション)をした我が家では、システムキッチン、お風呂、トイレなどの水まわりも全て交換しています。
しかし……こだわりと予算をリビングダイニングに注力すべく、水まわりに関しては「必要最低限の設備」と決め、実際にそうしました。
これが失敗の原因。
特に洗面台。これはもう本当に後悔しています。



























理由|ユニット洗面台が好きになれない


よくあるユニット洗面台



























わたしたちが購入した中古マンションは「リフォーム済み」として売り出されていたため、洗面台は新品に交換されてはいたものの「素敵」とは到底思えない設備。



























そのためコスト削減を理由に「そのまま使う」と決めた洗面台でしたが……やはり好きになれずDIYを決意。
対策|ユニット洗面台をDIYでリメイク
リメイク後の洗面スペース
タイルを貼った洗面まわり



























「ならば自分で変えるしかない」と思い、洗面台の一部をカスタムしました。
ミラーキャビネットを処分し、洗面収納を一部変更しただけですが、雰囲気はガラリ。
しかしながら、数年後には再度リフォームするつもりです。
2021年に再びリノベーションしました
後日談|フルリノベーションから5年後……遂に洗面台まわりを改修



























間取りの変更はできないものの、洗面台を好きなものに交換し、壁や床も一新。
収納を見直すと同時に、洗濯機も買い替えて、この空間全体にメスを入れました。
気に入らない場所があるまま過ごした数年間を思うとやはり、予算配分と妥協するポイントはよくよく考えたほうがいいと実感します。



























後悔2. インターホンを見落としていたこと


トグルスイッチの横に見えるのがインターホン



























マンションのインターホンは管理人室とも繋がっている関係上、仕方ないですが「丸見え」のままにしたことを今になって後悔しています。
理由|丸見えなのが嫌
日常的に使うインターホンですが、「ニッチを造って収納する」もしくは「目隠しカバーを作る」などの方法があったはず……。



























対策|現状維持
我が家のように「インターホンを隠したい」と思うマンション住まいの方は少なくありません。
DIYで目隠しカバーを作る人も多いですが、それではかえって目立つ気がし……我が家は結局このままです。
後悔3. 冷蔵庫置き場に失敗したこと


我が家の間取り



























ですが扉が右開きのため、ここに置くとかなり開けにくい……。
設計段階では全く気が付かず、工事の途中で気が付いたため、時すでに遅し……という状態でした。
理由|置きたい場所に置けないストレス


本当は向かって右側の奥に冷蔵庫を置くはずでした
予定していた場所に冷蔵庫が置けなかった理由は下記の二つ。
- 冷蔵庫の開く方向を事前に確認していなかった
- キッチンの通路幅が狭かった
家を建てるときやリノベーションをする際はもちろん、引越しをするときも冷蔵庫のサイズや「開く方向」は、必ず事前にチェックしておくことをおすすめします。
関連
対策|袖壁の横に冷蔵庫を配置


袖壁の横に冷蔵庫を配置
冷蔵庫は結局、シンクの左側(袖壁の横)に設置しています。
リビングから思いっきり丸見えになるのが当初は嫌でしたが、こうして見ると意外に違和感ありません。
また、ここに冷蔵庫を置くほうが動線的には良かったのかもしれないと感じています。
数年経って感じたこと
後日談|リビングに冷蔵庫を置いて数年……。使い勝手が意外と良い


シンクの並びに冷蔵庫があるため、横移動で動線が良いです
思うように配置できなかった冷蔵庫ですが、今となっては結果オーライ。
我が家は壁付けキッチンのため、「冷蔵庫→シンク→ガスコンロ」という横一直線の動線が、とても使いやすいです。
ただしこれは我が家のキッチンの間口が2250mmであることも関係していると予想。
コンパクトなキッチンサイズだからこそ、この横移動が活きるのかもしれないと感じます。
リノベーション前に押さえておきたい3つのこと
ポイント
- 議事録を残す
- 工事の流れを把握しておく
- リノベーション前の部屋を撮影しておく
ここからは、わたしが実際に「やっておけば良かった」と思う3つのことについてご紹介します。
1. 議事録を残す



























となると……「あれはどうだったか」「その件は確か○○のはず」というように、記憶が曖昧になることも多々。
議事録を残すというのは大げさかもしれませんが、その日の決定事項や大切な内容は、忘れないようにまとめておきましょう。
これによって防げるトラブルもあるはずです。
2. 工事の流れを把握しておく



























「プロに任せている以上、余計な心配は無用」と思う反面、あらかじめ工事の流れが分かれば、工事現場を視察する際、ミスや欠陥に気付けることもあります。
施工会社によって細かい手順は変わりますが、大体の流れは同じです。
「工事の流れを知っておきたい」と思う方は、我が家のリノベ記録をぜひご覧ください。
我が家のリノベ記録
3. リノベーション前の部屋を撮影しておく


解体前の我が家
「リノベーション前と後の様子を記録しておきたい」という方は、必ず工事前の写真を撮影しておきましょう。



























ビフォーアフターを振り返られるのも、リノベーションの面白さ。
工事前の部屋の様子はぜひ残しておくことをおすすめします。
後悔しないためには事前の情報収集が鍵



























後悔のない工事をするためには、施工会社による金額の違いや施工事例をもとに、「失敗したくないこと」を整理することも大切。
ぜひ、家づくりのヒントに無料資料請求を活用してみてください。



























1. 全国展開が心強いリノべる。


リノべる。は物件探しから設計施工までワンストップ
リノベる。のここが凄い
- ネームバリューがあり全国的に知られている
- 施工実績が豊富
- デザインのテイストもさまざま
ネット広告でよく見かける「リノべる。」



























また、リノベーション業界のリーディングカンパニーとあって口コミにも様々な書込みがありますが、リノべるに施工をお願いするユーザーは少なくありません。
こんな人におすすめ
- 実績豊富な施工会社に依頼したい人
- 認知度の高いリノベーション会社を探している人
リノベーションのことがよく分かる資料「RENOVERU FILE.」が人気
2. センス抜群のリノベーションならマイリノ


フルリノベーションならマイリノ、リノベーション済の物件を探すならリノコレ
マイリノのここが凄い
- デザイン性の高いオーダーメイドリノベーションに定評あり
- リノベーション済の物件も検索可能
- 年間300件以上の実績あり
都心でマンションリノベーションをお考えの方におすすめなのが、異業種とのコラボで知られる「マイリノ」です。



























ユナイテッドアローズとのマンションリノベーションを見るとお分かりいただけますが、それはそれはもう素敵。
参考になること間違いなしの施工会社です。
こんな人におすすめ
- とにかくデザインにこだわりたい人
- 物件探しから施工までワンストップでお願いしたい人
デザインにこだわるフルリノベーションならマイリノ
3. ひかリノベはシンプルモダンなリノベーションに定評あり


ショールームが多数あるのも「ひかリノベ」の魅力
ひかリノベのここが凄い
- リノベーション向き中古物件の検索が可能
- 住宅+リノベーション(リフォーム)ローンを一本化できる
- 充実の工事保証
関東を中心に展開している「ひかリノベ」は、これまでに延べ1万件以上の実績があることから、技術面での信頼が厚い施工会社。



























「デザインの自由度はそれほど高くない」という声もありますが、定額制プランには定評があり、シンプルモダンなスタイルがお好みの方にはぴったりなリノベーション会社。
こんな人におすすめ
- 派手さよりも普遍的なデザインを好む人
- できるだけ多くの物件から候補を絞りたい人
リノベーション相談会開催中
4. 仲介手数料無料が魅力のリノデュース


好きな物件を好きなデザインで。完全自社設計〜施工ならリノデュース
リノデュースのここが凄い
- 不動産購入の際の仲介手数料が無料
- リノベーションの相場より2割安い
- 引渡しのあとも最大10年間の保証付き
20年以上の施工実績があるリノデュースは、物件探しから施工までのすべてを一社で完結しているため、相場の2割程度コストを削減できるのが強みです。
つまり、不必要な中間マージンが発生しないということ。



























コストを抑えながら、クオリティを担保できる施工会社は決して多くありません。関東にお住まいの方は必見です。
こんな人におすすめ
- マンション購入にかかる費用を少しでもを浮かせたい人
- アフターフォローに手厚い施工会社を探している人
リノデュースでは物件購入やリノベ初心者向けセミナーも無料で受講可能
マンションリノベーションでの後悔まとめ
前述した冷蔵庫に関して当初は「あれほど考えたのに……」と後悔しましたが、今では全く気にしていません。
洗面台に関しても、DIYしたことで当初よりは満足感がありました。
幸い「その程度の問題だった」ということなのかもしれませんが、これから家づくりをする方は「一番失敗したくないこと」を一度じっくり考えてみてください。



























いづれもわたしが直接取材させていただいたお宅。
きっとあなたのお役に立てるはずです。
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