Pコン(ピーコン)と言うのか!コンクリートに残る穴の謎

投稿日:2019年3月6日 更新日:

ヨコヤム
コンクリート打ちっ放しのビルやマンションで必ず見掛ける「丸い穴」。みなさんも一度は目にしたことがあるはずです。あの穴は一体、何なのか?中古マンション購入&フルリノベーションを機に初めて知った穴の正体について書いています。

はじめに/コンクリートの表し天井(スケルトン天井)とは

リノベーションでリビングとキッチンの天井を表し(スケルトン天井)にした我が家。表し天井とは、クロスなどを貼らずコンクリートの躯体そのままを、むき出し状態にする仕様を指します。

賃貸マンションも分譲マンションも、その多くは二重天井あるいはクロス貼りが多いため、はじめから表し天井であることは、ほぼありません。それゆえに「リノベーションをするからには絶対、表し」と決めていたわたしたち。

そして、実際に始まった天井の解体工事の際、あらわになった天井を見て気になったことがあるんです。それは梁や天井に残る丸い穴!

Pコンと呼ばれるコンクリートの丸い穴

表し(現し)の梁に残るPコン(ピーコン)の跡

天井を表しにするということは、梁や配管も同様にむき出し状態となります。その梁で見つけたこの丸い模様(画像右下)。何かで埋めたような穴ですが、これを Pコン(ピーコン。またの名をセパ穴)と呼ぶんだそう!

それまでは全く、気にも留めなかった穴ですが、Pコンという名前があったなんて……!一つ勉強になりました。ちなみにPコンは「プラスチックコーン」の頭文字「P」から来ているそうです。

Pコン(ピーコン)は壁のへそ

マンションはRC造ですもんね。鉄筋を組み、型枠をはめてコンクリートを流し込むわけですが、そのときに必要な道具のひとつを「Pコン」と呼ぶそうです。

流し込まれたコンクリートの圧力に対抗できるよう、型枠を補強するための部品と言えばいいのでしょうか。Pコンを含めて3つのパーツが必要になるみたい。

  • Pコン
  • セパレーター
  • フォームタイナット
Pコン(ピーコン)の正体

出典:朝日建設の現場日記

セパレーターはコンクリート内に残りますが、Pコンは撤去されます。コンクリート打ちっ放しの壁によく見られるあの丸い模様の正体は「Pコンを取り除いた後に残る穴をモルタルで埋めたもの」というわけです。

Pコン跡をどう見せるか

美しいコンクリートの壁とPコン(ピーコン)

Pコンの跡をどう処理するか? これには二つの方法がある様子。

Pコンの跡をあえて残す
Pコンの跡を埋める

Pコンの跡をあえて残し、それを活かして何かを掛けられるようにしたり、我が家のように穴を埋めてしまうことも多いそう。平滑にして壁一面を丸ごと平面にするパターンもあるんだとか。

出典:タカギプランニングオフィス

Pコンは必ず残る跡なので、型枠の木の種類やPコンのピッチなどを決める「割り付け」が大事ということと「Pコンの補修をどう見せるかもデザインのひとつ」ということを知りました。

天井を吊る(二重天井用)の穴も発見

天井に残る丸い穴

穴はPコンだけかと思いきや!まだありました。お次はこの穴↑こちらは工事終了後の様子ですが、天井を解体したばかりの頃は、下記のような状態でした。

二重天井のためのネジ穴

出典:ハンズデザイン一級建築士事務所

ご覧のとおり穴のまわりから釘が飛び出ています。当時はこれが何かも分からず、現場監督に「この釘、綺麗に取ってもらえますよね?」としか言えませんでしたが、これは天井から天井を吊るため(二重天井)に必要な部品の一部だということを知りました。

表し天井にしていなければ、今もきっと知らないままで居ただろう穴の存在。興味のない方は多そうですが(笑)わたしは興味津々でした!

おわりに/Pコンを飾るアクセントセラミックが可愛い

出典:セラメッセ

Pコンの跡は「あえて見せる or 穴を埋める」の2パターンと前述しましたが「穴を飾る」という方法もあるんだとか!しかも可愛い……!

アクセントセラミックと呼ばれる商品で、ビビットカラーやメタリックカラーなど全部で25色のカラーバリエーションがあるそう。価格は1個¥600〜¥900前後。

出典:セラメッセ

我が家のPコン跡は既に埋められていますが、もし穴が開きっぱなしであれば、これを飾りたかったなぁと思います(笑)

棚を設置できたり、ボタンのような飾りを付けられたり、Pコンって面白い!と思いません? また、丸い穴の謎が解けてスッキリしたと同時に、もっと早くに知っていればなぁ……と少し悔しい気もします(笑)これからは、コンクリート打ちっ放しの建物を見るたびに、Pコン跡がどうなってるのかチェックしてしまいそうです(笑)

「コンクリートの表し天井って寒くないの?」「デメリットには何がある?」についても書いています。

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ヨコヤムヤム

ライフスタイルリフォームアドバイザー・ヨコヤムヤム(37歳♀)です。2012年結婚を機に東京→札幌へ移住。中古マンション購入&フルリノベーションの実体験をもとに自宅の全てを公開中。現在はフリーライターとしても活動しています。

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