
我が家は、2021年12月に、新型キューブルを購入しました。
この記事では、実際にキューブルを使ってみた感想、型落ちとの違い、サイズについて徹底解説します。
買い替えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

































この記事は約6,500文字あるため、気になるテーマについて早く知りたい方は目次から該当の見出しにジャンプしてください。
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キューブルには2種類のタイプがある


2021版NA-VG2600スモーキーブラック
キューブルには現在、VG2700とVG770の2種類があります。

































VG2700とVG770の違いは、スペックです。
VG2600(VG2700)とVG760(VG770)の違い
VG2600 | VG760 | |
カラー | ブラック/ホワイト | ホワイト |
容量 | 洗濯・脱水10kg/乾燥5kg | 洗濯・脱水7kg/乾燥3.5kg |
泡洗浄 | ◯ | ◯ |
洗剤の自動投入 | ◯ | × |
スマホ対応 | ◯ | × |
エコナビ運転 | ◯ | × |
ナノイーX | ◯ | × |
※最新版はVG2700とVG770ですが、変更点は「年式変更のみ」のため旧モデルのまま記載しています

































エコナビ運転やナノイーXも気になるところですが、洗濯時の優先順位を考えると、上記3つから比較検討したほうが良いといえます。
2022年→2023年新型キューブルと旧型の違い

































洗浄力や乾燥などの基本性能は、旧型と同じです。
キューブルは2021年モデルで大きく進化

































最新モデルでは、「取り忘れアラーム」が追加されましたが、ここ数年の中で最も大きなモデルチェンジとなったのは2021年モデルです。
生産終了モデル(型落ち)
生産終了モデル
- 2020年モデル:旧型「NA-VG2500L-X」
- 2021年モデル:旧型「NA-VG2600L」

































型落ちにはない最新機能1. 液体洗剤、柔軟剤の自動投入
洗剤の量
- 液体洗剤:約870ml
- 柔軟剤:約580ml
洗剤の自動投入機能とは、液体洗剤や柔軟剤の量を自動計算し、最適化してくれる機能のこと。
洗濯するごとに洗剤を入れる必要がなく、楽です。

































洗剤の量を最適化する=入れすぎ、使い過ぎを防ぐということなので経済的です。
また、洗剤ボトルを洗濯機まわりに置いておく必要もなく、見た目がスッキリします。
型落ちにはない最新機能2. 「スマホで洗濯」機能


出典:panasonic
主な機能
- 天気表示
- 自動投入設定
- コース履歴
- コース検索
- お知らせ

































洗剤の残りが少なくなったときは、アプリ経由で洗剤を買うこともできます。
型落ちにはない最新機能3. ムダを省いて自動で節電、時短してくれるAIエコナビ機能


出典:panasonic
AIエコナビとは「水温」「衣類の量」を見分けて、節電&時短をする機能のこと。
洗濯時の水温が15℃以上あるときや、衣類の量が少ないときはエコナビモードに自動で切り替わります(※)

































夫婦ふたり暮らしで衣類が少ないので、毎回エコナビが作動し、節電&時短できています。
※「おまかせコース」の洗濯、洗濯〜乾燥で働きます
型落ちにはない最新機能4. ナノイーX
ナノイーXとは衣類の脱臭、花粉やウイルスの除菌をしてくれる機能のこと。
加齢臭は15分で脱臭、3時間待てば花粉の抑制ができるなど、あると便利な機能です。
簡単に洗えないスーツやコートは、特におすすめです。

































知っておきたいキューブルの乾燥機能について


出典:panasonic

































低温風パワフル乾燥とは、室温+約15 ℃に空気を暖めて乾燥する方式のこと。
低温の大風量で乾かすため、衣類にやさしくシワを抑えて乾かします。
「ということは、ヒートポンプ式ではないぶん、電気代が高いのでは?」と思う人もいるでしょう。

































キューブルの低温風パワフル乾燥はヒートポンプ式より電気代が高く、ヒーター式よりも安い
ドラム式洗濯機の乾燥機能
※上から電気代の安い順に並べます
- ヒートポンプ式
- 低温風パワフル乾燥(キューブルに搭載)
- ヒーター式
電気代=消費電力量(Wh)÷ 1,000 × 1kWhあたりの電気代(目安単価27円/税込)
※消費電力を1,000で割るのは単位をWhからkWhに変換するため
※1kWhあたりの電気料金は電力会社によって異なります

































ここからは、乾燥方法の違い、メリット・デメリットをみていきましょう。
乾燥機能の種類とメリット・デメリット
ヒートポンプ式
外気を取り込み、少ない電力で効率的に熱エネルギーを得られるエコ技術。除湿機で乾かすイメージです。


出典:panasonic
- 低温で乾燥するため衣類が傷みにくい
- ヒーター式に比べ電気代が安い
- ヒーター式に比べ本体価格が高い
電気代:洗濯〜乾燥まで約24円
※NA-LX129AL(890W÷1,000)× 27円で計算
低温風パワフル乾燥
外気を取り込み、ヒーターで室温+約15 ℃に加熱。ヒーター式よりも低温で衣類を乾燥します。


出典:panasonic
- 衣類や傷みにくい
- ヒーター式に比べ電気代が安い
- 排気式のため乾燥中は換気が必要
- 乾燥終了まで時間がかかる
電気代:洗濯〜乾燥まで約32円
※NA-VG2600L(1190W ÷ 1,000 × 27円)で計算
ヒーター式
ヒーターで熱した高温の風を送りこみ、洗濯物を乾燥。ドライヤーのようなイメージです。


出典:panasonic
- 衣類がカラッと乾く
- ヒートポンプ式に比べ本体価格が安い
- 衣類が傷みやすい
- ヒートポンプ式に比べ電気代が高い
電気代:洗濯〜乾燥まで約43円
※ES-S7F-WL(1600W ÷ 1,000 × 27円)で計算
キューブルのメリット


我が家は2021最新版NA-VG2600のホワイトを購入しました
ここでは、わたしが実際にキューブルを使って感じたメリットをご紹介します。
メリット1. 低温風パワフル乾燥で衣類の痛み、縮みが少ない

































ただし、パナソニックには低温風パワフル乾燥があり、同社の製品であれば3つのタイプで比較できます。
キューブルは低温風パワフル乾燥を採用しており、衣類が痛みにくいのがメリット!

































タオルがふわふわでシャツはシワが少ないので、アイロン掛けの手間を軽減できます。
メリット2. ナノイーXで水洗いできない衣類の消臭、除菌ができる
キューブルを購入するまで、匂いが気になる衣類には消臭スプレーを使っていた我が家。
しかし、今はキューブルで消臭、除菌をしています。

































臭いを取ってくれるうえ、花粉やウイルスの除菌もできるため、アレルギーのある人には特に役立ちます。
メリット3. 槽クリーンでカビの発生を防いでくれる
ドラム式であっても縦型であっても、洗濯機といえば気になるのがカビですよね?
キューブルには「日々の自動お手入れ」と「特別なお手入れ」の2つの機能があり、洗濯槽のカビを防いでくれます。

































これは洗濯のみをする際、洗濯が終わって衣類を取り出したあと自動で洗濯槽を綺麗にしてくれるという機能です。
我が家は2回に1回しか乾燥機を使わないので、この自動機能に助けられています。
キューブルのデメリット
デメリット1. 乾燥機を使うときは換気が必要
キューブルは低温風パワフル乾燥を搭載しており、乾燥時はヒーターの熱が外に排気されます。
そのため、換気は必須。

































洗濯機の隣にお風呂がある人は浴室の換気をONにする、あるいはサーキューレーターで室内の空気を入れ替えましょう。
洗濯機のうえに収納スペースを設けている人や、洗濯機置き場が狭い人は工夫が必要です。
デメリット2. ゴムパッキンがすぐに汚れる
キューブルは洗濯から乾燥まですると、ドア側にあるパッキンがとても汚れます。
放置すると故障やカビの原因になりかねないため、使う度に掃除をする必要があり、面倒です。

































ゴムパッキンと同様、フィルターも毎回メンテが必要な点は、ドラム式の残念ポイントだと感じます。
キューブルの口コミ
ここからは、キューブルの口コミをご紹介します。

































高評価の口コミ





洗濯機置き場が狭く乾燥機能が必要なら検討に価すると考えます。










あらかじめ洗剤、柔軟剤を入れておき「洗濯ものは今回この量なので、それぞれこれだけもらっていきますね」と勝手にやってくれるところ。いとおしい。
乾燥までフルセットだと4Hかかるけど、汚れの少ない物は”わが家流”で短縮。総合的にドラム乾燥機はなかなか快適です。








僕は前の機種よりも乾燥時間を短くできないか、ということでヒートポンプ式の機種を探しており、設置スぺースと寸法の折り合いがつかず結果的にこちらを購入したのですが、デザイン面で満足度が非常に高く、むしろこの製品にして成功だったと思っています。
わざわざ洗濯機置き場まで行かなくても、終了予定時間が逐一分かるのはありがたい。





低評価の口コミ





そのうえ、一旦洗濯がはじまると遠隔で操作が出来ず、コース終了後に乾燥など追加で遠隔操作もできない。









なので、ドラム内に水はたまっておらず、ドラムの回転で洗濯物が落ちるパタパタという音が気になる。










引用:楽天、価格.com、Instagram、YouTube
キューブルによくある質問
Q. キューブルが置けないかも……。マンションサイズって何?

































ただし、形状によっては嵩上げが必要なタイプもあるので、設置スペースの高さには注意してください。
キューブルのサイズ
- VG2600:高さ998mm 幅609mm 奥行665mm
- VG760:高さ998mm 幅609mm 奥行600mm
Q. キューブルの洗濯機は10kgまで?

































- VG2600:洗濯・脱水10kg/乾燥5kg
- VG760:洗濯・脱水7kg/乾燥3.5kg
Q. キューブルで使えない洗剤はある?

































具体的には香り付けのためのカプセルなどが含まれている「レノアハピネス」や「レノア超消臭」などです。
自動投入機能の故障の原因になるため、使いたい人は手動で入れましょう。
Q. 洗剤の自動投入機能、中身を変えたい時はどうするの?

































Q. 自動投入だと洗剤の量を自分で調整できない?

































Q. 自動投入する場合、洗剤の残量は確認できる?

































縦型洗濯機からドラム式へ乗り換えようか迷う人へ
ここからは、縦型からドラム式への買い替えを検討している人に向け、それぞれの違い、主な特徴3つを解説します。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の違い


我が家で使っていた縦型洗濯機
1. 縦型はもみ洗い、ドラム式はたたき洗いともみ洗いの組合せ
縦型 | ドラム式 | |
洗浄力 | 泥汚れに強い | 皮脂汚れに強い |
絡みやすさ | △ | ○ |
傷みやすさ | △ | ○ |

































縦型は多くの水を使いながら洗濯時間もドラム式より長いです。
一方ドラム式は、少ない水で短時間にたたき洗いし、皮脂洗いに強いのが特徴。

































縦型は構造上、乾燥に弱いのが理由です。
そのぶんドラム式は乾燥時間が長いものの、昨今の製品は進化しているおかげで、電気代もそれほど高くはありません。
2. 縦型とドラム式の光熱費の違い
縦型 | ドラム式 | |
洗濯容量 | 12kg | 12kg |
使用水量 | 約150L | 約83L |
水道代 | 約86円 | 約37円 |
電気代 | 約73円 | 約27円 |
Panasonicによる電気代・水道代の違いをまとめると上記のとおりです。

































もちろん製品による違いはあるものの、「電気代までドラム式のほうが安い」というのは大きなポイントです。
3. 本体価格の違い

































デザイン性に優れているのも特徴で、キューブルのようにドアを平らにするなど、開発に費用がかかっています。
しかし、これまで縦型を使ってきた人にとっては「価格がネックになる」という人も少なくありません。
メリットはあっても、日本ではまだシェアが少ないため、余計に高く感じてしまうのかもしれません。
わたしが縦型をやめてドラム式(キューブル)を選んだ理由

































理由1. 短時間で乾燥させたいから
前述のとおりドラム式洗濯機は乾燥機能が高いです。
加えて、「タオルがふわふわになる」「衣類がシワになりにくい」というメリットに惹かれたのが理由の一つ。
実際、キューブルで乾燥させたシャツはシワが少ないため、アイロン掛けもかなり楽になりました。
理由2. 縦型よりもデザイン性が良いから
縦型は本体価格が安いぶん、デザイン性に劣ります。
その点、ドラム式は年々進化しており「選ぶ楽しさがある」と実感!
特にキューブルは見た目に美しく、他のどのドラム式洗濯機よりもインテリア性が高いです。
理由3. 一度はドラム式を使ってみたいから
「使ったことのない家電を、一度は試してみたい」というのも買い替えた理由の一つです。
しかしながら洗濯機は長く使うもの。
自分にあわなかったらどうしよう……という不安はありましたが、人が家電に合わせるのもコツだと思い、決断しました。
新型キューブルの口コミ、サイズ、型落ちとの違いまとめ
決して「安い」とはいえないキューブルですが、デザインにこだわる人にとっては買って損のないドラム式洗濯機と感じます。
家を新築した人、マンションリノベーションした人は特にキューブルを選ぶ傾向が高いです。
デザイン重視ならキューブル、乾燥機能を重視するなら他社、というのがわたしの持論!
それでもまだ悩むという人はCLAS(クラス)でレンタルするところから始めてみてください。
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