
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家。
実は先日、2回目のリノベーションをしました。場所は洗面台まわり。
家づくりをする人、リフォームやリノベーションを検討している人はぜひ、参考にしてください。















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サンワカンパニーは造作洗面台に向いている


出典:sanwacompany
サンワカンパニーとは
サンワカンパニーは1979年創業、2013年に東証マザーズへ上場した住宅設備の会社。
商品の企画開発や建築資材の輸入販売を行っています。















もちろん造作でなくても、「洗面台にこだわりたい」という人にとっては持ってこいのメーカー。
個人の意見としては正直、パナソニックやリクシルよりもサンワカンパニーのほうが良いと感じます。
サンワカンパニーが造作洗面台に向く理由は主に2つです。
理由1. サンワカンパニーは洗面ボウルの種類が多い


出典:sanwacompany















ユニット型とはミラーや照明、洗面ボウル、収納が一体になっている洗面台のこと。
種類が多くリーズナブルなことから、賃貸、分譲を問わずよく見かけるタイプです。
しかしながら見た目にこだわりたい人の多くは、ユニット型を選択しません。















洗面台の種類
左からユニット型、システム型、カウンター型
そこで役に立つのがサンワカンパニーです。
サンワカンパニーには多くの洗面ボウルがあり、幅広いアイテムの中から選べます。















造作洗面台を検討するならサンワカンパニーは必須と言えるほど、見ておいて損はありません。
理由2. サンワカンパニーはデザイン性が高くおしゃれ
サンワカンパニーに限らず、他社にもおしゃれな洗面台はあります。
ですが洗面ボウルに限って見れば、前述のとおりサンワカンパニーが多いです。















一方、あくまで「造作」にこだわる場合は、サンワカンパニーのほうが選びやすいです。
なおかつ、どれもデザイン性が高い点も魅力の一つだと感じます。
サンワカンパニーで後悔するかもしれない3つのこと
「サンワカンパニーは造作洗面台に強い」とは言えど、商品選びや施工の際に注意したい点について解説します。
ポイントは3つです。
1. ワンプライスゆえ、施工業者から嫌がられる可能性あり
「業界の異端児」とも言われているサンワカンパニー。
その理由は下記にあります。
- ネット販売を行っているから
- 中間マージンのないワンプライス戦略(※)だから
※ビルダー、エンドユーザーに関係なく同一価格で購入できること
住宅業界では基本的に設備の仕入れ値に利益を上乗せします。
また業者を通じてしか、商品を購入できないケースがほとんどです。















これが業者に嫌われるポイント。
2. ワンプライスゆえ、施工費などに費用を上乗せされる可能性あり
- サンワカンパニー:仕入れ値10万円 →出し値10万円
- 他社:仕入れ値10万円 →出し値15万円 ※利益の上乗せ















となると業者によっては、少しでも利益を増やすために工事費を高くする可能性があります。
この点を考慮すると、サンワカンパニーとの取引が多い施工会社を探すのも一つの手。
普段、取引していない施工会社の場合は、あらかじめサンワカンパニーを採用できるかどうか確認してみてください。
3. 実用性に欠ける洗面台がある


ステンレスの洗面台「カリッサ」|出典:sanwacompany
サンワカンパニーの洗面台はどれもデザイン性が高い反面、機能的にイマイチな商品もあります。















ステンレス製の洗面台は珍しく、ご覧のとおり見た目も良いものの、深さがなく水はねがネックです。
水はねするということは水垢もつきやすく、手入れの手間も増えがち。
ですが水はねがどうしても気になり見送りました。















サンワカンパニーは全体的にボウルの造りが浅いです。
そのためお子さんが居る家庭、洗面ボウルで洋服の手洗いなどをしたい人には向きません。
サンワカンパニーの洗面台を使っている人の声
ここからはRoomClip(ルームクリップ)でリサーチした口コミをご紹介します。
デザイン性に惹かれて購入した人が圧倒的に多い一方、水はねしたり、掃除のしにくさに関する声も見られました。
高評価の口コミ
左からプレーンV、エレガンス




サンワカンパニー さんの洗面台に一目惚れ♪鏡もサンワカンパニー さんのものです!
四角いフォルムといい、シンクの深さやお掃除しやすい凹凸のないフラットな洗面台がお気に入りです♪
ハイバック式なので水はねを気にせず使えて安心。水栓がシャワー式なので掃除の時に重宝しています。






水垢が白くならないか心配でしたが、今のところ大丈夫そう
サンワカンパニーはシンプルでおしゃれ、そしてお値打ち価格のメーカーです。
オシャレでかつコストを抑えたい方にオススメです。




低評価の口コミ


ラート|出典:sanwacompany



表面のホコリが目立ちやすい。水垢もつきやすい。
定期的に掃除しないと、赤いぬめりが出てしまい洗剤を使っても取りにくい。
洗顔時に水はねあります。







子供が使ったあとは水はねが凄いです。大人が気を付けても水が飛び散ります……。
引用:roomclip
洗面台リノベーションでサンワカンパニーのボルデ750を採用した理由


ボルデはハイバック式の洗面台
我が家では、2回目の自宅リノベーションでサンワカンパニーを採用しました。
選んだのはハイバック式の洗面台ボルデです。
理由1. ハイバックの洗面台が欲しかったから


ボルデ|出典:sanwacompany
前述のとおり当初はカリッサを検討していた我が家。
しかしながら、実際はボルデにしました。
理由は水はねしにくいからです。















ボウルの深さは11.5cmあり、手を洗ったり、歯を磨くとき水はねは気になりません。
理想は15cmでしたが、11.5cmでもなんとかセーフです。
理由2. 水栓がGROHE(グローエ)製だから















グローエはドイツ生まれの水栓メーカー。
世界最大級のシェアを持ち、日本でも人気があります。
ボルデはグローエが専用水栓となっているため、他社の水栓は使えませんが「グローエなら使いたい」と思う人も少なくないはず。
わたしもその一人です。
理由3. 陶器製にはないマットな質感だから
ボルデは人工大理石製。















排水部分にある目皿カバーも同じ素材になっています。
人工大理石は正直あまり好みではなかったですが、「一度くらいは使ってみたい」と思い、採用しました。
知っておきたい豆知識
陶器製と人工大理石の違い
陶器製のメリット・デメリット
- 低価格で種類が豊富
- 手入れが簡単
- 割れやすい
- 重たいため土台に強度が必要
陶器製は手に入れやすく、最近では「実験用シンク」を好んで選ぶ人も多いです。
デメリットは重たく、割れやすい点。
人工大理石のメリット・デメリット
- デザインが豊富
- 割れにくい
- シミがつきやすい
- ヘアカラー剤が使えない
人工大理石はキッチンのワークトップ同様、人気のある素材。
シームレスで割れにくい反面、シミが付きやすいため注意が必要です。
サンワカンパニー洗面台の評判まとめ
リクシルやパナソニックに比べ、サンワカンパニーは認知度がそれほど高くないかもしれません。
ですが昨今はデザインにこだわる人を中心に注目を集めており、リノベーションやリフォームで採用する人も少なくありません。
洗面台のほかに、ステンレスキッチンやタイルにも定評があります。
個人的には「推し」のメーカー。
住宅設備を選ぶ際はぜひ、検討材料の一つとして加えてみてください。
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