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リノベーションの成功は打ち合わせでほぼ決まる
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションしたわたしたち夫婦。
工事中はほぼ毎日現場に通い、その工程を間近で見てきましたが、リノベーションが成功するか否かはリノベーション前の「打ち合わせ」次第。
- どんな家にしたいのか
- 建材には何を使いたいのか
- リノベーションした家でどう暮らしたいのか
家づくりは内装から設備に至るまで多くの「選択」があり、実際の施工には多くの人が関わります。
最終ゴールをパートナー会社と共有できていなければ、理想の家づくりはできません。
リノベーションは施工会社との意思疎通が重要












つまり、プランニング前の準備が、その後を大きく左右するということ。
「もっと○○して欲しかった」「こんなはずではなかった……」なんてことが起きないよう、打ち合わせ前に必要な手順をしっかり押さえておきましょう。
打ち合わせの前に必要な4つのこと
リノベーションの打合せ前に必要なこと
- リノベーションの目的をはっきりさせる
- リノベーションの情報収集をする
- イメージをストックする
- 要望やアイデアをまとめる
これからリノベーションをする方はぜひ、上記の4つを明確にしてください。
その理由を次項で詳しく解説します。
1. リノベーションの目的をはっきりさせる
先ず大切なのは「何のためにリノベーションをするのか」ということ。
「趣味を最大限に活かせる空間にしたい」「家事動線を見直し、子育てしやすい間取りにしたい」「同居を見据えて両親も暮らしやすいバリアフリーな家にしたい」など、目的をはっきりさせておきましょう。
そうしておけば自ずと、見直すべきポイントや必要なことが見えてきます。
2. リノベーションの情報収集をする
目的を明確化させたあとは、ネットや雑誌、リノベーションの関連本をもとに、情報収集してみましょう。
気になるリノベーション会社が近くにあれば、ショールームに行くのも一つの手です。












無料で取り寄せられるケースがほとんどなので、気になる会社を見つけたときは迷わず請求してみてください。
資料請求におすすめのリノベーション会社は、こちらに詳しく書いています。もちろん無料です。
3. イメージをストックする
次の工程では「どんなインテリアが好きか」反対に「嫌いなスタイルはどんなものか」を、画像で用意します。
良いと思ったものは、とにかくどんどんストックしてみてください。
はじめは、おおざっぱでもOK。
集めていくうちに「こんな間取りもアリなのか」「家具は絶対にこれ」と、イメージが固まっていくでしょう。
4. 要望やアイデアをまとめる


わたしが実際に作った資料の一部です
「インテリアのスタイルは○○」「キッチンは対面式に」「リビングには造り付けの棚が欲しい」など、具体的な要望はノートなどにまとめておきます。












リノベーションでは、施工会社に「イメージの共有」ができてはじめて、具体的なプランを提案してもらえます。
理想の間取り、好みのデザインに近づけるには、それを具現化するための資料が欠かせません。
打ち合わせの時に意識すること
ポイント
- 自分たちを知ってもらう
- 打ち合わせの内容をメモに残す
- 分からないことをそのままにしない
- ニーズを引っ張り出してもらうことも大切
リノベーションの打ち合わせが始まったら、あとは設計担当者と、とことん話し合いましょう。
その際のポイントが上記です。
ポイント1. 自分たちを知ってもらう
「知り合って間も無い相手に、プライベートな話をするのは抵抗がある」と感じるかもしれませんが、普段の生活や住まいへのこだわりは「暮らしかた」に直結すること。
これはプランニングにおいて、切っても切れない重要な要素。
リノベーションを依頼する施工会社に「自分たちを知ってもらう」ことは決してマイナスな話ではなく、むしろ成功に導くための大切なポイントです。
ポイント2. 打ち合わせの内容をメモに残す












あとになって「あれ?」と思うこようなことがあってもメモがあれば安心。
「言った、言わない」を避ける意味でも、メモを残しておくとトラブルを未然に防げます。
ポイント3. 分からないことをそのままにしない
打ち合わせ中に疑問や不明点が出てきたときは、遠慮なく質問してください。
リノベーションでは聞き慣れない言葉や、知らない単語が必ず出てきます。












ポイント4. ニーズを引っ張り出してもらうことも大切
リノベーションの打ち合わせではできる限り「全て」伝えるのが最初の一歩。
プランナーは、様々なことを総合的に判断しながら、家づくりのプランを練っていきます。












ニーズを引っ張り出してもらうことも重要なポイントです。
アイデアのストックはPinterest(ピンタレスト)がおすすめ


わたしが作成したボードの一部|出展:pinterest
ピンタレストの使い方
ピンタレストの使い方
- ボードを作成(「リビング」「キッチン」のようにカテゴリ別にするのがベスト)
- 気に入った画像を任意のボードに保存
ボード(フォルダのようなもの)は最大500まで作成可能。カテゴリ毎に分けておくと、あとで見返すのに便利です。
ピンタレスト以外のサイトで見つけた画像も保存可能なので、ネット検索して気になったものもどんどんストックしてください。
Pinterest
https://www.pinterest.jp/
ルームクリップやインスタグラムも便利ですが、ピンタレストの魅力は下記。
- 画像が豊富で見やすい
- 海外の事例が多い
- フォルダを作成できるため保存して見返すのに便利
情報収集の記録は他の人の役にも立つ
自宅をリノベーションした際、わたしも実際にピンタレストを使いました。
その画像を全て公開しているため、わたしと同じように「キッチンの施工事例を見たい」「海外インテリアを参考にしたい」という方がわたしのボードを見ることも多々。
現在では月間70万回ほど閲覧されています。
ヨコヤムヤムのPinterest


ヨコヤムヤムのアカウント|出展:pinterest
yokoyumyum
https://www.pinterest.jp/yokoyumyum/_saved/
リノベーションの打ち合わせから引渡しまでの流れ
ここからは、わたしたちが実際に体験した「リノベーションまでの流れ」をご紹介。
施工会社によって多少異なる部分はありますが、全体の流れはほぼ同じです。
1. 初回の打ち合わせ後に図面を作成
- Step.1 こちらの要望を伝える
- Step.2 ファーストプラン作成(図面作成)
- Step.3 各設備の選定(ショールーム訪問など)
わたしたちは上記の流れで図面を作成いただきました。












以降は現場で、あれこれ細かいことを決めることもありました。
2. プラン確定後に工事がスタート
- リノベーション会社との打ち合わせ
・要望ヒアリング
・図面作成(プランニング)
・再検討
・見積/契約書の内容確認 - 工事申請書の提出・挨拶
- 工事開始
- 施主検査
- 工事完成
- 引渡し
プラン確定後はいよいよリノベーション工事が始まります。












全てはミスコミュニケーションを防ぐため
家づくりは施主と設計担当者のチームワークが何より大事。
勝手に資料を作り、打ち合わせに挑んだわたしたちですが(笑)後悔はありません。
家づくりは人生をかけた大きなプロジェクト。
打ち合わせからリノベーションの完成まで、予想以上に時間がかかる場合もありますが、それも含めて楽しむつもりで是非トライしてみてください。