中古マンションを購入し、自宅をフルリノベーションした際、我が家は「押入れを開けっ放しにしよう」と決めました。
そこでこの記事では、開けっ放しにした押入れの使い方と収納のポイントをご紹介します。似て非なる「押入れ」と「クローゼット」の違いについても触れていますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
押入れを開けっ放しにした我が家の例
Before → After
こちらが、リノベーションの際にテコ入れをした押入れです。ふすまの代わりにカーテンレールを設置して、押入れの床を室内のフローリングと統一しています。
開けっ放しにするための工夫1. ふすまを撤去してカーテンレールを設置
押入れを開けっ放しにするにあたって、もともとあった「ふすま」は撤去しています。同時に、ふすま用のレールも外しているので、レールに足を引っ掛けたり、荷物が段差に引っかかったりすることがありません。
また、ただ単に開けっ放しにするだけであれば、すふまを撤去するだけで問題ないですが、
カーテンで開け閉めできるようにしたことで使い勝手が良くなったうえ、カーテンであれば通気性が良いので、カビに悩むこともありません。
開けっ放しにするための工夫2. 押入れの床を室内のフローリングと統一
一般的に、押入れの床はその部分だけ貼り方が違います。
そのため、リノベーションでは室内の床と同じフローリングを貼り、見た目に統一感を持たせた点も工夫したことの一つです。
開けっ放しにするための工夫3. 押入れの中にクロスを貼る
押入れを開けっ放しにするとなると、見た目が気になりますよね?
押入れは生活感が出やすい場所でもあるので、少しでも見栄えがよくなるように、我が家では押入れの中にもクロスを貼っています。
知っておきたい!押入れ収納のコツ
押入れ収納のコツ
- 高低差を生かし、デッドスペースを作らない
- 寝具類は専用ケースを活用する
- 下段収納はキャスター付きアイテムが便利
- 頻度によって収納するものの配置を決める
二段に分かれる押入れの収納ポイントは、大きく分けて4つあります。「物が多い」「今後も荷物が増える」という方は、特に意識しながら整理整頓をしてみてください。
1. 高低差を生かし、デッドスペースを作らない
まずは、上段と下段それぞれに置きたいものをグループ分けします。画像のようなアイテムを使うと、さらに上下を分割できるので収納力がアップします。
2. 寝具類は専用ケースを活用する
敷き布団や折りたたみマットレスなど、専用の袋やケースに入れられないものは棚があると便利です。同じ布団類であっても、棚があれば取り出しやすさも変わります。
3. 下段収納はキャスター付きアイテムが便利
押入れの下段は、上段に比べて物の出し入れがしにくいので、キャスター付きワゴンがあると便利です。漫画や本の収納棚としても役立ちます。
4. 頻度によって収納するものの配置を決める
「普段よく使うものは手前、そうでない物は奥」これが収納のお決まりルールです!さらに、取り出しやすくしておきたい物は上段、そうでない物を下段にしておくと、より使いやすくなります。
知っておきたい!押入れとクローゼットの違い
押入れとクローゼットの違い
押入れとクローゼットの違いは「目的」にあります。押入れは、寝具や日用品などを収納する場所であり、クローゼットは衣類や靴を収納する場所です。
知っているようで知らないのが「押入れとクローゼットの違い」かもしれません。最近では、和室のない家も増えているので「そもそも押入れがない」というお宅も多いと思います。
1. 押入れは衣服以外のものを収納する場所
押入れは、クローゼットに比べて奥行きが深いです。上下2段、または上中下の3段を使い分けられるので、工夫次第で収納の幅もグッと広がります。
2. クローゼットは衣服を収納する場所
衣類をかけて収納するならクローゼットが一番です。また、押入れの規格はほぼ統一されているのに対し、クローゼットは部屋にあわせて寸法を変えられるというメリットがあります。
リノベーションの豆知識
「押入れは野暮ったい」「おしゃれに見えない」と思われがちですが、実は大容量の収納にもってこいのスペースです!例えば、押入れはベッドに作り変えたり、クローゼットに変えたりすることもできます。
押入れ × 開けっ放し × インテリアまとめ
押入れは大きな荷物を収納しやすいぶん、使い方によっては物が取り出しにくくなることもあります。限られたスペースを余すことなく有効活用するには、
- 収納の目的とコツを押さえる
- 便利グッズを使う
のが一番です。
また、思い切って開けっ放しにすることで使い勝手が良くなるので「押入れをなんとかしたい」という方は、この機会に一度「開けっ放し」に挑戦してみてください。
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