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キッチンに吊り戸棚は?必要派と不必要派の意見


奥に見えるのが我が家のキッチンです
先ずは、吊り戸棚が必要だという意見と要らないという意見の両方を、「教えて!住まいの先生」を参考に見てみましょう。
どちらの意見に共感できるかどうかで、判断しやすくなるかもしれません。
必要派の意見|収納と目隠しのために必要



収納という役割とともに、キッチンの目隠しとして重要だと思います。テレビや雑誌で見るように、キッチンを整理整頓しておくのは難しいです。使い勝手を考えると、どうしても生活感が出てしまうキッチン……。適度に開放感ありつつも、吊戸棚で目隠しっていうのが丁度いいです。



ここがポイント
吊り戸棚は高い位置に取り付けるため、手が届かない場合がほとんど。そのため使用頻度の低いものを収納するのに向いています。
手が届きにくい……というストレスを解消したい方は、電動の昇降機を付けるなどして対策するのがおすすめです。
不必要派の意見|スライド(引き出し)タイプのシステムキッチンには必要ない






ここがポイント
吊り戸棚がないと収納に困るのでは? と不安な方は、下記いづれかの方法を取り入れてみてください。
・パントリーを設ける
・スライドタイプのシステムキッチンに収まるよう物量を調整する
・食器棚を活用する
吊り戸棚のメリットデメリット






ポイント
吊り戸棚あり
- 圧迫感が出る反面、収納力があり見れらたくないものを隠せる
吊り戸棚なし
- 開放感があり見栄えが良くなる反面、吊り戸棚に代わる収納スペースが必要
吊り戸棚をつけるべきか否かの判断基準






わたしは後者。頻繁に出し入れしないものであれば、キッチン以外の場所に収納するのも一つの手だと思い、普段は使わない大きな鍋やホットプレートなどは、他の場所に集約しています。
吊り戸棚なしをカバーする収納方法とキッチンをスッキリ見せるコツ
対面式や壁付けなど、どんなキッチンであれ、ここは一番、収納や見栄えが気になる場所ですよね?
リノベーションをするにあたり、わたしも当初はかなり悩みました。
ここからは、その経験をもとに「やって良かった」と思うキッチンの収納法についてご紹介します。
ポイント
- 吊り戸棚の代わりに飾り棚を使う
- 水切りラック(カゴ)を使わない
- 米びつは冷蔵庫に収まるサイズを選ぶ
- 背の高いカップボードは置かず、キッチンカウンターを造作
- 食器はシステムキッチンのスライドを活用
- 食器棚はコンパクトサイズに限定
1. 吊り戸棚の代わりに飾り棚を使う
壁付けとはいえキッチンは、リビングダイニングに合わせてオープンな状態にした我が家。
吊り戸棚ではなく、飾り棚を採用した理由は二つあります。
ポイント
- 新しいLDKに吊り戸棚はマッチしない
- キッチンに圧迫感を出したくない
どちらかと言うと「見せる収納」は嫌いでしたが、「思い切って全部見せるのも悪くない」と今は思います。
さらに、扉のない飾り棚は出し入れが楽なため、使い勝手が非常に良いです。






2. 水切りラック(カゴ)を使わない
あると便利な水切りラックですが、無いほうが見た目はスッキリします。
賃貸時代は使っていましたが、新居では手放し、ラックを置かない代わりにプレートを採用。
洗い物が大量にある時は食洗機、そうでない時は手洗い、と使い分ければこのプレートだけで充分です。
3. 米びつは冷蔵庫に収まるサイズを選ぶ


無印良品の米びつが便利
我が家はお米を冷蔵庫の中で保管しています。無印良品の米びつ(2キロ)を、白米と玄米に分けて2個使い。
フタがメジャーカップになっているため、計量カップ要らずで便利です。
お米を使い切るたびに洗いますが、このサイズなので苦ではありません。
4. 背の高いカップボードは置かず、キッチンカウンターを造作


間仕切り兼目隠しにキッチンカウンターを造作
キッチンのレイアウトにもよりますが、カップボードは腰の高さ、もしくは高くても130センチくらいであれば、圧迫感は気になりません。
しかしながら我が家では、造作したキッチンカウンターより高さのある家具は置いていません。
キッチンカウンターの内側に置いている家具は、造作カウンターより低くし、リビング側から見えないように設置。
造作カウンターのおかげで、我が家のキッチンはリビングから半分見えて半分見えない、という感じです。
5. 食器はシステムキッチンのスライドを活用
欲しい食器はたくさんありますが(笑)収納スペースに入らないのであれば「持たない」そして、「買わない」ことも大切。
シンク下のスライド収納には、こう見えて結構な量が入ります。
ただし、開け閉めで食器が揺れないよう、滑り止めを敷いたり、ファイルボックスで仕切るなどの工夫が必要です。
6. 食器棚はコンパクトサイズに限定
前述のとおり、食器はシンク下に収納していますが、来客用のアイテムや使用頻度の低いものは、上記画像にある食器棚に収めています。
食器棚としては小さいですが、夫婦二人暮らしであれば問題ありません。
ちなみにこのビエンテージの食器棚は、プチリメイクして使っています。カラーが2色あり、リーズナブルで使い勝手も良いため、キッチン以外の場所にもおすすめです。
吊り戸棚をなくしてキッチンをスッキリ見せるコツまとめ
グレードの高いシステムキッチンではない我が家ですが、リビングからの見え方や収納、使い勝手については何度も何度も考え、今に至ります。
その甲斐あって、今はとても快適です。
「キッチンには吊り戸棚やカップボードが必須」とお考えの方は少なくないですが、決してそんなことはありません。
「どうしようか悩む」という方は一度、本当に必要かどうか、この記事を参考にシュミレーションしてみてください。