
我が家は、2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションしました。間取りは、63㎡ 2LDKです。
そこでこの記事では、我が家の事例を交えながら、狭小マンションを広く見せるためのコツについてご紹介します。






















目次を流し読み
狭小マンションをリノベーションした我が家の間取り


手前がバルコニー(西側)で、寝室とLDKがバルコニーに面しています
我が家は、角部屋かつワイドスパンという物件です。






















リノベーション前の間取り


63㎠しかないなか、もとは3LDKという間取り






















画像の中心にある居間(リビング)が9帖と狭く、とても窮屈です。






















リンベーション費用と物件のスペック
物件価格 | 非公開 |
リノベーション費用 | 820万円 |
築年数 | 築31年のライオンズマンション |
所在階/階数 | 4階/8階(角部屋) |
面積 | 63㎡ |
間取り | 2LDK |
主採光 | 西向き |
床 | LDKのみ無垢フローリング(ナラ材) |
壁 | LDKのみ塗り壁(ゼオライト) |
天井 | LDKのみ躯体現し |
我が家が購入した中古マンションのスペックは、上記のとおりです。






















冬の間のみ、午前中は少し暗いものの、これを除けば特に不便を感じないからです。
狭小マンションを広く見せるためのリノベーション術


リノベーション後のLDKです
狭小マンションを広く見せるためのコツ
- 天井を高くする
- 間仕切りを無くす
- 室内窓を設ける
- 家具を減らす






















わたしたち夫婦も当初は、70㎡以上を希望していましたが、実際は63㎡のマンションを購入しました。
しかしながら、63㎡だと間取りを3LDKにする場合、一つ一つの部屋が狭くなってしまいます。






















次項で、狭小マンションを広く見せるためのポイントを詳しくご紹介します。
工夫ポイント1. 天井を高くする


出典:korekan
賃貸・分譲を問わず、マンションの多くは「天井が二重」になっています。
画像のとおり、本来の天井の間にもう一つ天井を設け、その間に換気用の配管や電気類の配線を通します。






















そのため、床面積が同じでも体積の広がりによって、部屋は確実に広く感じられます。
工夫ポイント2. 間仕切りを無くす
リノベーションをする際、寝室や子供部屋などを「独立させたい」と思う方は少なくありません。
しかし、そうするとどうしても、「壁」が増えてしまいます。






















天井と壁の間に「抜け」があれば、光はもちろん風通しも良くなり、見た目も大きく変わります。
工夫ポイント3. 室内窓を設ける


リビングに設けた我が家の室内窓






















室内窓があれば、光と風通しの両方を確保できます。






















工夫ポイント4. 家具を減らす


我が家はダイニングテーブルを置いていません
ポイント
- 床をなるべく見せる
- 家具は脚付きにし、色を揃える
一般的に、LDKには、ダイニングテーブルとソファの両方を置く方が多いです。






















あるいは、ダイニングテーブルを置く代わりにソファをやめて床座にするのも良いでしょう。
ダイニングテーブルとソファのどちらかがないだけで、広さも見た目の印象も大きく変わります。
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ここからは、「狭小マンションに取り入れたいリノベーションのアイデア」をご紹介します。






















1. 小上がり


出典:Pinterest
ポイント
- 中居室(中和室)に変化を持たせられる
- 収納スペースを確保できる
- 段差を生かして空間に境界線を作れる
「小上がり」は、マンションだけでなく、戸建にも採用されることが多いです。
マンションであれば、中居室(中和室)を生かすことで、コストを抑えられるかもしれません。
また、段差を作ることで空間が自然と区切られ、ちょっとした椅子代わりにもなります。
布団や衣装ケースなど、収納が少ない住居にもおすすめのアイデアです。
2. 壁面収納と寝室をセットにする


出典:Pinterest
ポイント
- 一般的な壁面収納に比べ奥行があるため、大容量の収納スペースを確保できる
- ベットが不要
- 寝室以外に子供の遊び場や書斎としても使える
画像を見ると、クローゼットの一部をくり抜いたかのような空間ですが、マットレスを置ける程の奥行があれば、多目的に活用できます。
カーテンやロールスクリーンを設置すれば、目線も気にならず、見た目にもスッキリします。
3. Rを取り入れる


出典:Pinterest
ポイント
- 部屋を広く見せられる
- 子供やペットのための安全性に配慮できる
- 空間に柔らかくて優しい印象をもたせられる
曲線や曲面のことを指す「R」には、気持ちを和らげる効果があるといわれています。
上記の画像は、部屋を完全に仕切るのではなく、アーチの壁の上部に開口をもたせたパーテーションタイプです。
天井が抜けていてドアもないため、圧迫感を感じさせずに、空間を間仕切れます。
4. インナーテラス


出典:Pinterest
ポイント
- 眺望を楽しめる
- 室内干しや作業場にできる
- 子供やペットのためのスペースとしても活用できる
自然光がたっぷりと差し込むインナーテラスは、見ていて気持ちが良いものです。
日当たりの良さを生かして洗濯物を干したり、ガーデニングスペースにしたり、ちょっとした寛ぎ空間として使う方もいます。
5. 土間


出典:Pinterest
ポイント
- 自転車を家の中で保管できる
- アウトドアグッズなどの収納スペースとしても便利
- 汚れを気にせず作業できる場所を確保できる
「土間」といっても昔ながらの日本家屋にある土間ではなく、現代は収納あるいは趣味を楽しむための場所など、用途がさまざまあります。
床材を貼らず、土足のまま出入りできるため、玄関に取り入れる方が多いです。
中には、リビングそのものを土間にする例もあり、昨今の「土間使い」は十人十色といえます。
6. 明かりとりと室内窓
ポイント
- 窓のない部屋に光を取り入れられる
- 圧迫感のない間仕切りを作れる
- 空間のアクセントになる
室内窓には、採光以外にもメリットが多いです。
よほどプライベートな空間でない限り、室内窓を壁代わりにすると、明るいだけでなくインテリア性も高まります。
7. ガラスブロック


出典:Pinterest
ポイント
- 窓のないスペースの明かりとりとして役立つ
- 気配を感じながらもプライベートを確保できる
- 圧迫感を軽減できる
お風呂、トイレ、洗面スペースにぴったりなのが「ガラスブロック」です。
丸見えにならず、それでいて明かりを取れるため、窓のない水まわりやユーティリティーとも相性が良いでしょう。
画像のように、ニッチも合わせて造るのもおすすめのアイデアです。
8. 空間まるごとワンルーム


出典:Pinterest
ポイント
- リノベーションのコストを抑えられる
- 部屋を広々と使える
- 家族とのコミュニケーションを密にできる
「ワンルームは、一人暮らし用の間取り」と思われがちですが、決してそんなことはありません。
ファミリーであっても、あえてワンルームにする方がいたり、老後に備えてワンルームにするシニアも多いです。
プライベート空間が欲しい時は、カーテンやパーテーションで区切れば解決できます。
リノベーションは「○平米」という数字よりも視覚的判断が大切






















これは、窓の位置や天井の高さ、家具の置き方によって感じる広さが違うためです。
つまり、大切なのは数字よりも「人がどう感じるか」という点にあります。
「狭い」を「広い」にするには光の採り入れ方と抜け感が鍵
窓の少ないマンションや、窓を増やせない注文住宅なども、前述した「室内窓」で採光を増やすことは可能です。






















また、我が家も実際に室内窓を採用しましたが、これは本当に「大正解」だったと感じています。






















リノベーションのことがよく分かる資料3選






















しかしながら、「どの施工会社を選べば良いか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、ライフスタイルリフォームアドバイザーであるヨコヤムヤムが、リノベーション会社を厳選し、資料請求におすすめの3社をご紹介します。
リノベーションのヒント集めに、無料資料請求をぜひ活用してみてください。
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また、リノベーション業界のリーディングカンパニーとあって、口コミにはさまざまな書込みがありますが、リノべるに施工をお願いするユーザーは少なくありません。
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2. センス抜群のリノベーションならマイリノ


フルリノベーションならマイリノ、リノベーション済の物件を探すならリノコレ
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ユナイテッドアローズとのマンションリノベーションを見るとお分かりいただけますが、それはそれはもう素敵!
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ショールームが多数あるのも「ひかリノベ」の魅力
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関東を中心に展開している「ひかリノベ」は、これまでに延べ1万件以上の実績があることから、技術面での信頼が厚い施工会社です。






















「デザインの自由度はそれほど高くない」という声もありますが、定額制プランには定評があり、シンプルモダンなスタイルがお好みの方にはぴったりなリノベーション会社です。
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狭小マンションのリノベーション例!間取り、工夫ポイントまとめ
狭小マンションと聞くと、「不便」と想像しがちですが、必ずしもそうとは限りません。
そもそも、マンションリノベーションには制限がつきものなので、広さもその一つだと考えれば、工夫とアイデアでカバーできます。
ご紹介した事例を参考に、あなたもぜひ、「広さを感じさせない間取り作り」に挑戦してみてください。
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