
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家の間取りは63㎡ 2LDK。
この記事では、我が家が実際に取り入れたリノベ術をもとに「狭いマンションを広く見せるためのコツ」をご紹介します。














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狭いマンションをリノベーションした我が家の間取り


手前がバルコニー。寝室(左側)とリビング(右側)がバルコニーに面しています














しかしながら窓が少ないのは残念ポイントです。
方角は西向き。
南向き最強説があるなか、わたしは西向きに後悔ありません。
リノベーション前の間取り


63㎠しかないなか、もとは3LDKという間取り
リビングが狭く、窮屈な印象でした。














リノベーションでは内装、設備の全て取り壊す「スケルトンリフォーム」を行い、2LDKにしています。
リンベーション費用と物件のスペック
物件価格 | 非公開 |
リノベーション費用 | 820万円 |
築年数 | 築35年のライオンズマンション |
所在階/階数 | 4階/8階(角部屋) |
面積 | 63㎡ |
間取り | 2LDK |
主採光 | 西向き |
床 | LDKのみ無垢フローリング(ナラ材) |
壁 | LDKのみ塗り壁(ゼオライト) |
天井 | LDKのみ躯体現し |
狭いマンションを広く見せるためのリノベーションのコツ


リノベーション後ののLDK
狭いマンションを広く見せるためのコツ
- 天井を高くする
- 間仕切りを無くす
- 室内窓を設ける
- 家具を減らす














わたしたち夫婦も当初は70㎡以上を希望していましたが、実際は63㎡のマンションを購入。
この広さでは例えば、間取りを3LDKにすると一つ一つの部屋が狭くなってしまいます。
そのため我が家は2LDKにし、「リビングを最大限広くする」というテーマで設計しました。
狭いマンションを広く見せるためのポイントを次項で詳しく解説します。
コツ1. 天井を高くする


出典:korekan
賃貸、分譲を問わずマンションは、その多くが二重天井になっています。
二重天井とは読んで字のごとく、天井が二重構造になっていること。
二重天井は本来の天井の間にもう一つ天井を設け、その間に換気用の配管や電気類の配線を通します。














二重天井をやめてしまえば、床面積は同じでも体積の広がりによって部屋は確実に広く感じられます。
新築やリノベーション、あるいは賃貸物件で部屋を決める際、いづれもつい「平面」で考えがちですが、立体も含めて意識することをおすすめします。
コツ2. 間仕切りを無くす
寝室や子供部屋などは特に「独立させたい」と思う方が多いです。
ですが、そうするとどうしても「壁」が増えてしまいます。














天井と壁の間に「抜け」があれば、光はもちろん風通しも良くなり、見た目も大きく変わります。
コツ3. 室内窓を設ける


リビングに設けた我が家の室内窓
「壁の一部を無くすのには抵抗がある……」という方には室内窓がおすすめです。
これならプライバシーを保ちながら、光と風通しも確保できます。
またインテリアとしても一役買ってくれます。














コツ4. 家具を減らす


我が家はダイニングテーブルを置いていません
ポイント
- 床をなるべく見せる
- 家具はなるべく脚付きにし色を揃える














広いLDKであれば悩みませんが、思い切ってダイニングテーブルを置かないという選択も効果的です。
反対に、ダイニングテーブルを置きソファをやめて床座にするのもOK。
どちらかがないだけで、その差はかなり大きいです。
また、床に物を直置きしないのも効果大。
ソファは断然脚付きがおすすめです。
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ここからは「狭いマンションに取り入れたいリノベーションのアイデア」をご紹介。
どれもデザイン性と実用性を兼ねたヒントが詰まっています。
1. 小上がり


出典:Pinterest
ポイント
- 中居室(中和室)に変化を持たせたい
- 収納スペースを確保したい
- 段差を活かして空間に境界線をつくりたい
マンションだけでなく、戸建にも採用されることの多い「小上がり」。
マンションであれば、中居室(中和室)を活かすことで、コストを抑えられるかもしれません。
段差を作ることで空間が自然と区切られ、ちょっとした椅子代わりにもなります。
布団や衣装ケースなど、収納が少ない住居にもおすすめのアイデアです。
2. 壁面収納と寝室をセットにする


出典:Pinterest
ポイント
- 一般的な壁面収納に比べ奥行があるため大容量の収納スペースを確保できる
- ベット要らず
- 寝室以外に子供の遊び場や書斎としても使うことができる
クローゼットの一部をくり抜いたかのような空間ですが、マットレスを置ける程の奥行があれば、多目的に活用できます。
カーテンやロールスクリーンを設置すれば、目線も気にならず、見た目にもスッキリします。
3. Rを取り入れる


出典:Pinterest
ポイント
- 部屋を広く見せたい
- 子供のために安全性を重視したい
- 空間に柔らかくて優しい印象をもたせたい
曲線や曲面のことを指す「R」には、気持ちを和らげる効果があると言われています。
上記の画像は、部屋を完全に仕切るのではなく、アーチの壁の上部に開口をもたせたパーテーションタイプ。
天井が抜けておりドアがないため、圧迫感を感じさせずに空間を間仕切ることが可能です。
4. インナーテラス


出典:Pinterest
ポイント
- 眺望を楽しみたい
- 子供の遊び場にしたい
- ペットのためのスペースが欲しい
自然光がたっぷりと差し込む空間は、見ていて気持ちが良いですよね。
日当たりの良さを活かして洗濯物を干したり、ガーデニングスペースにできるほか、自転車置き場や、ちょっとした寛ぎ空間として使う方もいます。
5. 土間


出典:Pinterest
ポイント
- 自転車を家の中で保管したい
- アウトドアグッズなどの収納スペースが欲しい
- 汚れを気にせず作業できる場所をつくりたい
「土間」と言っても昔の土間(昔ながらの日本家屋など)ではなく、ワークスペースや収納、あるいは趣味を楽しむための場所など、用途も様々な現代の土間。
床材を貼らず土足のまま出入りできるため、玄関に取り入れる方が多い印象ですが、リビングそのものを土間にしたり、昨今の「土間使い」は十人十色です。
6. 明かりとりと室内窓


出典:Pinterest
ポイント
- 窓のない部屋に光を取り入れたい
- 圧迫感のない間仕切りをつくりたい
- 空間にアクセントが欲しい
「光を取り入れるための窓=明かりとり」ですが、採光以外にもメリットが多いです。
プライベートな空間でない限り、室内窓を壁代わりにすると、明るいだけでなくインテリア性も高まります。
7. ガラスブロック


出典:Pinterest
ポイント
- 窓のないスペースの明かりとりに役立つ
- 気配を感じながらもプライベートを確保できる
- 圧迫感を軽減できる
お風呂、トイレ、洗面スペースにぴったりなのが「ガラスブロック」です。
丸見えにならず、それでいて明かりを取れるため、窓のない水まわりやユーティリティーにぴったり。
画像のようにニッチも合わせて造るのもおすすめのアイデアです。
8. まるごとワンルーム


出典:Pinterest
ポイント
- コストを抑えたい人におすすめ
- 部屋を広々と使いたい
- 家族とのコミュニケーションを密にしたい
「ワンルームは、一人暮らし用の間取り」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
ファミリーであっても、あえてワンルームにする方が居るほどです。子供が巣立ち、老後に備えてワンルームにするシニアも多数。
プライベート空間が欲しい時は、カーテンやパーテーションで区切れば解決できます。
家づくりは○平米という数字よりも視覚的判断が大切
賃貸物件の内覧や、友人知人の部屋を見て「思ったよりも広く感じる」「なんだか狭く感じる」という経験が皆さんにもあるはず。
これは窓の位置や天井の高さ、家具の置き方によって感じる広さが違うためです。
つまり、大切なのは数字よりも「人がどう感じるか」という点にあります。
「狭い」を「広い」にするには光の採り入れ方と抜け感が鍵
窓の少ないマンションや、窓を増やせない注文住宅なども前述した「室内窓」で採光を増やすことは可能です。
スキップフロアを取り入れて、ゾーニングするのも有効的。
我が家も採用した室内窓ですが、これは大正解だったと感じています。
自然光が入り、のっぺりしがちな壁に表情が生まれるためあって損はない内装の一つです。
リノベーションのことがよく分かる資料3選
リノベーションを成功させる鍵は「リノベーションをどこの会社に依頼するか」にかかっていると言っても過言ではありません。














ここでは、ライフスタイルリフォームアドバイザーであるヨコヤムヤムがリノベーション会社を厳選し、資料請求におすすめの3社をご紹介します。
ぜひ、家づくりのヒント集めに無料資料請求を活用してみてください。
1. 全国展開が心強いリノべる。


リノべる。は物件探しから設計施工までワンストップ
リノベる。のここが凄い
- ネームバリューがあり全国的に知られている
- 施工実績が豊富
- デザインのテイストもさまざま
ネット広告でよく見かける「リノべる。」














また、リノベーション業界のリーディングカンパニーとあって口コミにも様々な書込みがありますが、リノべるに施工をお願いするユーザーは少なくありません。
こんな人におすすめ
- 実績豊富な施工会社に依頼したい人
- 認知度の高いリノベーション会社を探している人
リノベーションのことがよく分かる資料「RENOVERU FILE.」が人気
2. センス抜群のリノベーションならマイリノ


フルリノベーションならマイリノ、リノベーション済の物件を探すならリノコレ
マイリノのここが凄い
- デザイン性の高いオーダーメイドリノベーションに定評あり
- リノベーション済の物件も検索可能
- 年間300件以上の実績あり
都心でマンションリノベーションをお考えの方におすすめなのが、異業種とのコラボで知られる「マイリノ」です。














ユナイテッドアローズとのマンションリノベーションを見るとお分かりいただけますが、それはそれはもう素敵。
参考になること間違いなしの施工会社です。
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- とにかくデザインにこだわりたい人
- 物件探しから施工までワンストップでお願いしたい人
デザインにこだわるフルリノベーションならマイリノ
3. ひかリノベはシンプルモダンなリノベーションに定評あり


ショールームが多数あるのも「ひかリノベ」の魅力
ひかリノベのここが凄い
- リノベーション向き中古物件の検索が可能
- 住宅+リノベーション(リフォーム)ローンを一本化できる
- 充実の工事保証
関東を中心に展開している「ひかリノベ」は、これまでに延べ1万件以上の実績があることから、技術面での信頼が厚い施工会社。














「デザインの自由度はそれほど高くない」という声もありますが、定額制プランには定評があり、シンプルモダンなスタイルがお好みの方にはぴったりなリノベーション会社。
こんな人におすすめ
- 派手さよりも普遍的なデザインを好む人
- できるだけ多くの物件から候補を絞りたい人
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狭いマンションのリノベーション例。間取り、広く見せるためのコツまとめ
狭いマンションというだけで「不便」と想像しがちですが、必ずしもそうとは限りません。
そもそもマンションリノベーションには制限がつきもの。
広さもその一つだと考え、工夫とアイデアでそれまで以上の空間を造り出せるのがリノベーションの醍醐味です。
ご紹介した事例を参考に、あなたもぜひ「広さを感じさせない空間作り」に挑戦してください。
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